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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

ちょっと分からないので…

「I'm not sure」 何度断ってもかかってくる迷惑な営業電話。相手も厳しいノルマなどがあって大変なのだろうと思いつつ、締め切りに追われているときにかかってくるとイライラします。 しかも外資系であるせいか、英語でかかってきます。外人がひたすら営業…

万国共通

「きょう入金予定とうかがっていたものがまだのようなのですが…」 先日、見本が納品された書籍のDTPから14時過ぎにメールがきました。マネージャーからコストシートの承認をもらってファイナンスに提出したのはずいぶん前なので支払われているはずなのに? …

コスプレ

ふみちゃんに会わなくて良かった…。 今日の取材は相手の都合で時間が早まり、さらにオフィスから営業と一緒に向かうことになってしまい、遠回りもできずに時間的にも危険でした。 しかし、営業への来客が延びたため、オフィスからタクシーで行くことになりま…

貞子

「寝過ごしたりしないのだろうか」― 毎朝の京急でこちらが心配になるぐらいの見事な熟睡っぷりを披露してくれる若い女性がいることに気づきました。 横浜駅で特急に乗り換えるときにはすでに乗っているので、結構なところに住んでいるはずです。それでいて私…

同期

新卒で入社したときの同期はとても貴重な存在です。 社会人としてのマナーやルールすら分からず、学生時代とまったく異なる悪戦苦闘の日々を共有することは得難い経験であり、強い結び付きとなります。 「社会人になったら本当の友人はできない」とよく言わ…

日ごろの行い

ふだん、きちんと仕事をしていれば、急に休むことになったり、電車が大幅に遅れたりしても、誰も何とも思いませんし、むしろ率先してサポートしてくれるものです。 “きちんと”といっても特別なことをする必要はありません。毎日出社する、与えられた業務をこ…

校了

校了とは校正が完了したということです。 「何度も確認したから修正すべきところはもうないよ!印刷機動かしてじゃんじゃん刷っちゃって!」と印刷会社にゴーサインを出すことです。 そして、先ほど書籍を1点、校了しました。 印刷会社にデータを渡した後、…

入稿日

先月末に続き、今日は書籍を1タイトル、印刷所に入稿します。先月末に入稿したタイトルは進行管理がメインでしたが、このタイトルは再校の制作から最後の索引まで私が制作しています。 昨夜、眠る前にソファでごろごろしながら最終確認していると、白ページ…

索引の作り方

索引はどのように制作しているのか。 ゲラを読みながら索引に載せたほうがよいと思われる語句を見つけるたびに読みとページ数をメモして…といったように目視と手作業を想像されているかと思います。 しかし、いまはすべてデジタルです。 索引の制作は編集者…

索引

書籍の表の顔はカバーですが、実質的な顔は索引です。 小説やビジネス書など索引がない書籍もありますが、専門書では必ず索引を制作します。そして、索引がどれだけ丁寧に制作され、充実しているかでその書籍の評価が決まります。 専門書の編集者は、他社の…

見極め

「休みのところ申し訳ないが、急いで対応してもらいたい」― 申し訳ないと思うのであれば電話しないでほしいと喉元まで出かかりましたが、ぐっとガマンです。 美容院でカットしてもらっているところでマネージャーから電話がかかってきました。その対応で午後…

レコーディング

「やっぱりずずずさんに入ってもらいたいな」― ヴォーカルの女性がポロッとこぼしましたが、残念ながら私はプロにならないことを選びました。あくまでもサポートです。 メジャーデビューを控えたバンドの1stアルバムのレコーディングに参加してきました。音…

見本納品の日

モニター上の無機質だったWord原稿が手に取れる形へと生まれ変わる ― この感覚を1度でも知ってしまうともうやめられません。書籍編集という仕事には中毒性があります。 見本を手にした瞬間、制作中の苦労をすべて忘れます。著者の無理難題やデザイナーへの指…

望まぬ仕事も

書店営業の元マネージャーが戻ってきました…と言っても書籍編集部が復活するから営業が必要になったというわけではなく、一時的なサポートとして、です。 組織再編に伴い、これまで書籍の在庫管理や書店への出荷などを担当していた部署がそれに付随する経理…

氷河期

もし自分が当事者だったら…と思うと、一瞬で血の気が引き、文字どおりお先真っ暗になってどうしたらよいのか分からず、自棄になっていたでしょう。 だから本来、このようなことを思ってはいけないのですが、それでも思ってしまうのです ― 破綻した旅行会社に…

夜桜

「すみませ~ん、写真お願いしま~す」 裏口でタバコを吸っていたらカップルに声をかけられました。2人ともたぶん20代後半で、男はスーツ、女性はOL風の服装だったので仕事帰りでしょう。 お目当てはオフィス至近の東京を代表する観光スポットの1つと桜です…

入学式

「あっ、オレ明日、休みね」 何度か書いているように、外資系では残業がまったく評価されません。むしろ“定時内で終えられない無能”とされ、評価が下がります。 客観的に見て定時内で終えられない量の業務を抱えているようであれば、スタッフの能力と許容量…

桜の花びら

真っ白で無地のワイシャツ ネイビーで無地のスーツ 青 or 赤とシルバーのストライプのネクタイ ジャケットの前ボタン留め お昼ごはんを食べに外に出ると新入社員を多く見かけるようになりました。ジャケットのベントのしつけ糸がついたままの若者もいて微笑…

生き残り

「You It is the survival of planning and editorial team.(君が書籍編集部の生き残りか)」― シアトルから来日したお偉いさんとの面談で開口一番、こう言われました。 表情や口調は穏やかで、悪意があったわけではないと思いますが、胸に突き刺さるひと言…

夜桜

仕事帰りの京急の車窓から屋台が建ち並び始めたことを見ていました。東京都内では目黒川沿いの桜が有名ですが、横浜では大岡川沿いの桜が人気です。 今日はとても嫌なことがあったので、自宅最寄り駅の2駅手前で降りて、夜桜を眺めながらのんびりと歩いて帰…

シアトルから花見客

「It's fantastic!」 シアトルからお偉いさんが来日しました。日本法人の体制変更に伴う各マネージャーとの面談や全社員との懇親会が目的と言われています。 今朝、空港に着いてそのままオフィスに来たとのことですが、彼のスケジュールを見てみると、きょ…

続・ 派遣スタッフが逃げた

「今日から別のところで働き始めてるんで」 帰ろうかと思っていたところで派遣会社の営業さんから「いまから伺ってもよろしいでしょうか」と電話があったので待っていました。派遣スタッフの彼と連絡が取れたとのことでした。 夕方の時点で今後の対応策は社…

派遣スタッフが逃げた

「大変申し訳ありません。本人と連絡が取れない状態で…」 時給の400円の値上げを要求していた派遣スタッフがどうやら逃げてしまったようです。あまりの事態に、いま仕事用の思考回路が完全に停止しています。 休みや遅刻が多いものの、連絡だけはいつもして…

成長

5月20日(土)、21日(日)の2日間で開催される池袋ジャズフェスティバルへの出演が決まりました。 メインでやっているアマチュアバンドのほうです。4月のワンマンライブに加え「遊びにしては本気すぎない?」という状況ですが、仕事も遊びも徹底的にやるの…

外人のナンパ

今朝、ふみちゃんをナンパしようとした外人がいました。 今朝は同僚の方がおらず、ふみちゃん1人だけでした。「こういうときに最寄り駅から2人で一緒に通勤できたら」と思いながらオフィスからふみちゃんを眺めていたのです。 私のオフィス前の信号が変わり…

さようなら、イケメン君

「ご挨拶が遅くなってしまいましたが、実は僕、今月いっぱいなんです」― 久しぶりに喫煙所で一緒になったイケメン君に告げられました。 今月いっぱいって明日までじゃん。 3月に入ったころから新年度の契約更新、支払い方法や社名の変更の問い合わせが増え、…

黒と白

オフィス裏にある桜がずいぶんと開きました。 暖房が効きすぎているオフィスで朝からずっとパソコンを見続けていたところで、頬をなでるひんやした風がとても心地良く感じます。 いつもタバコを吸っているオフィス裏からは、ふみちゃんが働いているであろう…

馬子にも衣装

「ずずずさんはふだん私服のせいか、たまにスーツを着るとピシッと見えますよね」― カスタマーサポートの女性スタッフに言われました。 しかし、彼女はいつもひと言、多いのです。「そういうのを“馬子にも衣装”って言うんですよね」というのは余計だと思うの…

ずずず、サラリーマン続けるってよ

「大変ありがたいお話であるにもかかわらず申し訳ありませんが、辞退させていただきます」 メジャーデビューを控えたバンドからのオファーは断りました。悩みに悩んだ結果、やはりどうしてもプロとして音楽を仕事にする決意はできませんでした。 オーディシ…

管理職

管理職の仕事は責任を取ることです。 ふだんはデスクで新聞を読んでいるだけでも、スマホをいじっているだけでも構いませんし、定時ぴったりに帰っても何の問題もありません。 部下がミスをしたときに何も言わず、クライアントや関係者に対して「大変申し訳…

本当の時給とピンハネ

「(時給を上げてもらえないなら)辞めようと思っていますが、よろしいでしょうか」 今日は朝からバタバタで、つい先ほどようやくコーヒーを飲んでひと休みする時間ができました。ただし、お昼ごはんを食べに行く時間はありません。 コーヒースペースでぐっ…

社長直属

「君たちのレポートラインはこれから私になります」 新規事業立ち上げチームのミーティングに顔を出したところ日本支社長が同席していました。チームは私を含めて元書籍編集部のメンバー3人で、いわゆる“社長直属”になります。 元書籍編集部のメンバーが集め…

メジャーデビューするということ

「今日は個人的にとても応援している新人バンドの曲をご紹介します」 通勤時にいつも聴いているFMで例のメジャーデビューを控えたバンドの曲がかかりました。驚きましたが、私が知らなかっただけで以前から何度もかけていたようです。 これまでにきっと私も…

思い悩む

「そうですね。それでですね…」 インタビューは言葉のキャッチボールです。まずこちらが質問を投げ、それに対する答えに対してさらにこちらが質問を投げかける…この繰り返しです。 “インタビュー”というと難しく感じますが、つまるところ日常会話の延長です…

新規事業の立ち上げ

「新規事業の立ち上げチームに入ってほしい」― 朝イチでダイレクターに呼ばれたので身構えたのですが、思ってもみない話でした。 今年から異動してまだ3か月です。ようやく新しい業務を覚えてきたところで、また異動ですか。サラリーマンの宿命とはいえ都合…

過去を振り返る

「ご無沙汰しております。お元気でしょうか?」 洗濯と掃除を終え、ひと休みしていたところで見知らぬ電話番号から着信がありました。フリーダイヤルなどであれば出ませんが、携帯電話からだったので出てみました。 電話の主は金沢八景まちづくり協議会の主…

スカウト

「ずずずさんにスカウトが届きました!」 昨年の夏、書籍出版事業の廃止と解雇宣告を受け、エージェントへの連絡から無料の転職サイトへの登録まで、ありとあらゆる手を打ちました。 結果的にはウェブ媒体への異動で現職に残っているわけですが、またいつ何…

心の断裁

「遅くとも7月には著者や取次、書店への書籍出版事業の廃止に関する説明を始めます」 なし崩し的に書籍出版事業が続くのではないかと思っていたのですが、どうやら甘かったようです。対外的なアナウンスの開始が決まりました。 取次や書店からの返品は年内の…

「権利だ!」と言われましても

「4月から時給を上げてもらえませんか」 だから権利を主張する前にまず義務を…。 残った1人の派遣スタッフに時給の値上げを要求されました。正確には派遣スタッフから要望を聞いた派遣会社の担当者(若い女性)が乗り込んできました。 取材や原稿執筆など広…

渦巻く

「やりたきゃやりゃあいいんじゃねーの」 私はこれまでたくさんのプロのミュージシャンを見てきました。彼らもそのことを知っているので“ミュージシャンがいかに厳しいか私は分かっている”ことを分かっています。 だから私に対して「プロになるだなんてやめ…

虎の威を借る狐になることなかれ

以前にも書きましたが、打ち合わせで弊社にご足労いただくことに慣れません。自分から足を運ぶのが当たり前だったため、申し訳なくて仕方ありません。 私は原則として発注元になります。委託先は下請けとして仕事をもらうことになり、私はお客さんになるわけ…

強制有休取得

「私の評価に影響を与えるため、今月中に最低1日は有休を取るように」― 私を含む編集部のメンバー5人がマネージャーに呼ばれて釘を刺されました。 編集部は総じて有休消化率が悪いのですが、この5人が特に悪いということで、新しい支社長から直々にマネージ…

健康診断

会社は従業員に対して年1回、健康診断を受けさせなければなりません。労働安全衛生法に規定されており、従業員が拒否した場合、懲戒処分とすることも許可されています。 前職では健康診断の日時と場所の指定、予約、支払いまですべて総務がやってくれていま…

曜日の感覚

新聞記者時代は曜日の感覚などありませんでした。 「どうやら明日は休めそうだ」と分かるのが前日の夕方であり、深夜に翌日の朝刊を校了したところで私にとっての週末となっていました。 カレンダーをよく見てみるとそれは火曜日であったり水曜日であったり…

キレるブサイク

「私のほうはともかく雑誌チームは校了日で、あなたがいる前提で他のスタッフに業務を割り振っていました。もう少しきちんと体調を管理できませんか」 派遣さんにキレてしまいました…。 もちろん怒鳴ったり手を出したりするわけはなく、あくまでも静かに淡々…

義務と権利

使用者は労働者による有給休暇の取得を拒否できません。 労働者が具体的に休暇を取得する時季を指定した場合に、そのとおりに休暇を取得すると事業の正常な運営が妨げられる場合には、使用者は時季を変更する権利を有しています。 ただし“事業の正常な運営を…

さすがイケメン君

「ホワイトデーでお金がないんですよ」― 久しぶりにイケメン君とタバコ場で一緒になりました。カスタマーサポートも欠員が出て忙しいようです。 私には嬉しい悲鳴にしか聞こえないのですが、当事者にとってはさぞかし大変なことなのでしょう。しかも、イケメ…

生涯現役

「書籍の制作経験が豊富で、人柄も穏やかな方ですし、即日勤務開始が可能です」― 2月いっぱいで突然辞めた派遣スタッフの代わりを派遣会社が紹介してきました。 職務経歴書を拝見したところ「あれを企画・制作したのですか!」と思わず驚いてしまったタイト…

とんがり君

「書籍編集部をつぶし、それに付随する人員のクビをあれだけ切ってまでやるほどの価値が本当にあるのかどうか、それを見極めるためだけに残っているので、きれい事には興味がありません」 言っちゃった…。 新しい日本支社長との 1 on 1 でのひと言です。初め…

帰宅するまで~帰宅してから

1人暮らしなので当たり前ですが、マンションのドアを開けても真っ暗ですし、日中に誰もいなかったので外気とは少し違う冷気が押し寄せてきます。 帰ると同時に玄関を入ってすぐ右にある書斎のPCを立ち上げて会社のメールをチェックします。米国本社の気が早…