電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

キレイな文章の書き方のコツ

キレイな文章の書き方のコツ(第5回)

「このような観点から見ると」 原稿を読んでいて引っかかりました。「観」と「見」の重ね言葉、「頭痛が痛い」と同じ類のものではないかと思ったわけですが、調べてみたところ重ね言葉ではなく、間違った使い方でもありませんでした。 大辞林によると、観点…

キレイな文章の書き方のコツ(第4回)

「月100時間未満、2~6か月の平均80時間以下、年720時間以下」が大企業に適応となりました。中小企業は2020年から適応となります。 著者から上がってきた原稿を読んで違和感を覚えました。働き方改革に関するものですが、私はこれを「適用されました」「適用…

校正と校閲

「校正」と「校閲」はどう違うのか、きちんと説明できる人は多くないでしょうし、文章を扱う記者や編集者であっても答えに詰まる人がいるほどです。 校正:誤脱字など文字の誤りを正すこと 校閲:文章内の事実や適否を確認すること 言葉で説明してもピンとこ…

キレイな文章の書き方のコツ(第3回)

第1回から第2回まで半年も空きましたが、第2回から第3回までは1か月に抑えました。それでも連載と呼ぶのはおこがましいですが、第3回を書いてみます。 第3回のテーマは「~することができる」です。 書くことはできるけど、話すことができない ― 日本の英語…

キレイな文章の書き方のコツ(第2回)

第1回を書いたのが半年前で「全然、連載じゃないじゃん」という声がモニターの向こうから聞こえてくるような気がしますが、何事もなかったように第2回を書いてみます。 第2回のテーマは「行う」の使い方です。 効果が期待できない広告に対して費用の支払いを…

キレイな文章の書き方のコツ(第1回)

キレイな文章の書き方のコツを連載すると言っておきながらここ最近、落ち着いて考える時間がなく、なかなか手をつけられませんでした。第1回のテーマを何にしようか、迷っていたこともありますが、ようやく決めました。 第1回のテーマは助詞「も」の使い方で…

キレイな文章の書き方のコツ(イントロダクション)

決して悪くないもののついあちこちに手を入れてしまいたくなる原稿と、そうではない原稿があります。もちろん、後者のような原稿を書けるライターに仕事が集まります。 パッと見は大差ないようでもそこには決して越えられない壁が立ちはだかっています。努力…