電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

願い

「おかえり~♪」― 京急線の横浜駅ホームで各駅停車を待っていたところ、先に来た急行から降りてきたサラリーマンらしき男性に若い女性が抱きつきました。 www.youtube.comチッ、お前らJR東海のXmas Expressのつもりか。頭の中で山下達郎の『クリスマス・イブ…

続・メールの書き方

部署が変わり、これまであまり仕事上のやりとりがなかったスタッフからメールがくるようになったのですが、書き出しに必ずついている「お疲れさまです」に対する違和感が半端ありません。 wakabkx.hatenadiary.jpビジネスメールの例文を紹介しているサイトで…

アマゾンの爆弾

アマゾンが爆弾を落としていきました。暴力などという生やさしい表現で済ませることができないほど、私に強烈なダメージを与えていきました。 wakabkx.hatenadiary.jp増刷についての打ち合わせでアマゾンを開いた瞬間、満を持して表示されました。 バレンタ…

カラスミ

「ずずずくん、ただいま~。私に会えなくて寂しかった~?」― 帰ったら久々に景子さんが来ていました。台湾に旅行してきたそうです。お土産にカラスミをもらいました。 カラスミはボラという魚の卵巣を塩漬けにして天日干しで乾燥させたものです。ねっとりと…

理解者

「ずずずさんは彼女作らないんですか?」― すっかり丸くなったイケメン君に聞かれました。数少ない喫煙者同士、誤解が解ければ理解者です。先ほど肩を寄せ合って一服してきました しかし、理解しあえたと思ったのは私だけだったようです。イケメン君、私は彼…

高を括っていたものの

「出張を見送るよう指示があったんだ。空港や入国審査が混乱しているらしいし、僕も余計な面倒に巻き込まれたくなかったから良かったよ」 今日から米国本社に出張する予定だったトルコ人の同僚がふだんどおり出社してきたのでどうしたのか聞いたところ、冒頭…

美味い酒

なぜバンドをやるのか。 大きい音を出すと気持ち良いから ― スタジオに入ったことがなかったり、ふだんはCDやMP3などでしか音楽を聞かず、ライブを観ることもなかったりすると、ベースやバスドラムの音に驚くと思います。 ボーカルやギター、キーボードとい…

ベース

「ずずずさんのベースを使わせてもらいたいと言っている人がいるんだけど」― いつも楽器のメンテナンスをお願いしているリペアショップのオーナーさんから電話がかかってきました。 SPECIAL OTHERSというバンドをご存知でしょうか。ボーカルがいないインスト…

町田

関東の人、中でも神奈川県の県央地域の人にしか分からない話題で申し訳ありません。 友人のバンドのライブを観るために町田というところに行ってきました。神奈川県との境にあり、神奈川県に入り込んだような形なのでよく神奈川県と間違われがちですが、東京…

睡眠の質

嫌な夢を見て目が覚めました。 仕事で疲れて頭がぼーっとして、うっかり表のエントランスから出てしまったところでふみちゃんに遭遇してしまい「もう2度と姿を見せないって言ってたのに!この世から消えて!」と言われました。 休日なのでいつもより遅く起き…

続・女子高生

「明日、孫娘がまた来るんだけど、勉強見てあげてくれる?あなたの教え方が上手だったらしくて、また教えてもらいたいんだって。志望校の話も聞きたいみたいだし」 マンションに帰って部屋の電気をつけた瞬間、オーナーさんがやってきました。オーナーさんは…

金曜日の夜

金曜日の仕事帰りに待ち合わせて食事して、バーで飲んで、一緒に帰る ― 社会人になってから、1度でよいのでこういうデートをしてみたいとずっと思っています。 新聞記者時代は24時間365日気が休まるときがなく、曜日の感覚など失っていました。事前に「この…

人の振り見て我が振り直せ

「どうして教えてくれなかったんですか」― イケメン君に怒られました。やはりカスタマーサポートの女性に私のことを聞いたそうです。 「“どこの派遣会社?”と聞かれて派遣スタッフのふりをしたことは申し訳ないけど、そもそもなぜ私のことを派遣スタッフだと…

乗り過ごし

私が毎日利用している京浜急行では、左右2席ずつで真ん中が通路、座席はすべて進行方向に向いている観光地行きの特急のような車両が普通の通勤電車として走ることがあります。↓みたいなものです。 もちろん両サイドは窓で、頬杖をついて外を流れる景色が見ら…

言葉遣い

私は正社員であることがイケメン君にバレたもようです。 タバコを吸いにいったらイケメン君がいたのですが、私を見るなりギョッとした顔をして「お疲れさまです」と小さい声で言い、そそくさと戻っていきました。 私が先にいるといつも「お疲れ~♪」と声をか…

再会

「お久しぶりですね。もうかれこれ何年前になりますか。まさかご一緒することになるとは思いませんでした」― すげー!やっぱりできる男は違うよ! 今日、新しい日本支社長と顔を合わせたのですが、開口一番に上記のように話しかけられ、期待しつつも半信半疑…

白髪

「最近、白髪が増えちゃって」― 広告チームの女性の誤解を解いたついでにそのまま一緒にお昼ごはんを食べにいったのですが、彼女は白髪に悩んでいるそうです。 彼女はまだ30代前半です。もちろん、若くても白髪が生える人はいますが、白髪というと年配の方の…

否が応でも

「“もう2度とやりたくないし、顔も見たくない”なんて言ってるんだって?」― 広告チームの女性が怒り心頭で私のデスクにやってきました。何のことやらちんぷんかんぷんです。 広告チームが担当する今年の紙媒体について編集部のダイレクターを交えたミーティ…

足踏み

この川を渡れば自宅はすぐそこですが、つい足踏みしてしまうことがあります。玄関を開けても真っ暗で、外と同じくらいの冷気が押し寄せてくるのを考えると、腰が引けてしまいます。 「ずずずさんは何だかんだ言って1人が好きなんですよね」とよく言われます…

人間性

久々に友達が顔を見せてくれました。 彼女は飼い猫です。飼い主さんがきちんとご飯をあげているでしょうから、私が勝手に何かあげるわけにはいきませんが、ささみジャーキーをほんのひとかけらなら許してもらえるでしょう。 友達をもふもふしていたらイケメ…

釣り餌

「ずずずさんって彼と仲が良いらしいですね。今度、彼を誘って一緒にお昼いきませんか」―“彼”とはイケメン君のことです。彼のイケメンぶりはフロアが違う営業の女性陣にも知れ渡っているようです。 私の人生はこのようなことばかりです。遠くから眺めている…

危険な読書

編集という仕事を始めてから、私は書籍を読めなくなりました。正確には“楽しんで”読めなくなってしまいました。職業病というものなのかもしれません。 カバーや紙面のデザインといった目に見える部分はもちろん、書籍を企画した編集者の意図、定価から予測さ…

上から目線

「ずずずさんっていつも朝早くて夜遅いよね。勤務時間ってどうなってるの?」― 今日もイケメン君に絡まれています。 ふだんタバコを吸う場所は灰皿が置いてあるしっかりした喫煙所ではなく“裏口から出たその辺”です。みんな携帯灰皿を片手に吸っています。 …

義務と権利

何事においても控えめで自分の考えを主張しないと言われることが多い日本人ですが、最近は自分の考えをはっきりと述べる人がずいぶん増えたと思います。 また、職場でも有給休暇や昇給など労働者の権利に対する意識が高くなっています。それが通るか通らない…

寛容

ふと思い立って最近、鼻下とアゴのヒゲを伸ばしています。 ASIAN KUNG-FU GENERATIONというバンドのボーカルに似ていると以前、言われたことがあり、絶対に似ていないと思ったのですが、ヒゲを伸ばすと確かに似ているような。 ヒゲはきちんと整えれば良い個…

写真

篠山紀信展を見てきました。 昨日、ヘッドハンターと別れた後、せっかくビシッとした格好で出たのに真っ直ぐ帰るのがもったいなく感じたのと、何となく気分がざらざらしていて、横浜美術館にふらっと寄ったのです。 美術館で絵や写真などを見るのは大好きな…

続々・ヘッドハンター

「高い評価をいただいたにもかかわらず大変申し訳ありませんが、今回の話は辞退いたします」― 先ほどヘッドハンターに会い、先日の誘いを断ってきました。 いまの会社に恩や義理などありませんが、日本法人のトップが変わってからどうなるのか、それを見てみ…

顔で笑って心で泣いて

自分の常識が他者にとって常識でないことは多々あります。 「こうすることが当然」と思い込んでいて指示しなかったことが伝わっておらずミスにつながると「何でそうしないんだ」「言わなくても分かるだろ」と怒ってしまいがちです。 しかし、そこで他者を怒…

新しい友達

昨年末、オフィス近くに住んでいると思われる新しい友達ができました。15時ごろにタバコを吸いにいくと、どこからともなく現れます。3日続けて会ったとき、用意しておいたささみジャーキーで友達の契りを結びました。 友達は♀です。人間の女性にはまったく好…

拗ねるアラフィフ

アシスタントの扱いが面倒です。 編集のアシスタントとして来ていただいている派遣スタッフさんが2人いるのですが、片方が最近、ご機嫌斜めなのです。ちょこちょこと休む、例の女性(40代後半)です。 もう片方は男性(30代後半)ですが、彼は弊社で扱ってい…