電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

写真

篠山紀信展を見てきました。

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昨日、ヘッドハンターと別れた後、せっかくビシッとした格好で出たのに真っ直ぐ帰るのがもったいなく感じたのと、何となく気分がざらざらしていて、横浜美術館にふらっと寄ったのです。

美術館で絵や写真などを見るのは大好きなのですが、私自身は凡人なので、それがどうすごいのかを説明できません。構図がどうの、色遣いがどうの、違いがよく分かりません。

せいぜい良いか悪いかしか分からず、良いと感じるのも「何だかよく分からないけど、とにかく惹きつけられる」という程度です。アーティストにとって嬉しくない客かもしれません。

昨日見た篠山紀信展の良さも上手く説明できません。ただ、立ち止まって何分もじっと見つめてしまう、見つめられていると感じる写真ばかりでした。

写真を見ているのは私であって、主導権は私にあるはずです。展示されている写真も目線をこちらに向けているものばかりではありません。しかし、写真に見つめられていると感じるのです。

不思議な感覚ですが、これが第一線で活躍するプロのカメラマンのなせる技なのでしょう。どの分野であれ、プロと呼ばれる人々には強烈な個性があるものです。

自宅の前で友達がゴロゴロしていました。ひとしきりモフモフさせてもらいつつ、遊んでもらっていたのですが、急に起き上がり、空をじっと見つめていました。

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小さい頭の中で何を考えているのか。「気楽そうに見えるかもしれないけど、オレたち猫だって色々と大変なんだぜ」と言われた気がするのは私だけでしょうか。