電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

お盆

私の親父は日産自動車の技術屋でした。研究所勤務でしたが、メーカーの常で、お盆には工場が一斉に止まるため、親父もお盆の時期は1週間、夏休みでした。

ずずず家に限らず、私が子どものころはどこの家庭も、親がお盆休みを取っていました。隣近所もお盆になると一斉に帰省し、静まりかえっていたものです。

私は就職してからいわゆるお盆休みを経験したことがありません。1社目は暦など関係ない日刊紙記者でしたし、2社目も似たような版元編集者かつ外資系でした。

3社目は記者のような編集者のような職種、企画のようなマーケのような部署ですが、外資系なのでお盆休みはありません。当たり前ですが、欧米にお盆などないわけですから。

ただ、夏期休暇がないわけでなく、これまでの会社もいまの会社も、7~9月に5日間、自分の裁量で休んでよいことになっています。まとめて5日間でも、細切れでも構いません。

私は週間媒体を担当していて、まとめて5日間休むことは無理なため、どこかの月曜日に休暇を取って3連休を何回か作ろうと思っています。休みをくれるだけありがたいことです。

私の周りだけかもしれませんが、友人・知人、取引先もみんな、お盆休みなどなくカレンダー通りです。地方に帰省するためにお盆に休む人も多くいますが、会社自体が休みというのは少なくなっているのではないかと感じています。

いまや日本国内だけでビジネスが成り立つ会社は少なく、インターネットの発達で24時間365日どこからでもつながることができるため、全社員が休んで会社機能を停止することができないのかもしれません。

どこに行っても混むお盆。混まないのはオフィス街で、お盆にのんびり出社して仕事して、8月末や9月に休みをずらせるのはよいと思っています。

ただ、お盆は祖先の霊を祀る日本の伝統行事で、この時期に日本中が一斉に休むというのもある意味、伝統だったわけで、それがなくなるのも寂しかったりします。

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砲弾狛犬はきょうも暑そうです。