電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

あせとせっけん

前の会社で書籍編集者として最後の書籍を校了してから1年が経ちました。少なくともこれから数年は書籍を制作することはないと思っています。

いまは数ページから数十ページの印刷物を制作していますが、自分で書くことが多いため、テキストを読むことにストレスがありません。

そして最近、少しずつ本を読めるようになってきました。小説も過去の名作であればそれほど気になりません。本が読めない話はこちら。

wakabkx.hatenadiary.jpただ、いろいろとブレが多い現代小説やいわゆる一般書と呼ばれるものはまだ読めません。どうしても「自分が編集したら」という視点で見てしまいます。

書店の売れ筋を見にいって「面白そうだな」と思うタイトルがあっても、数ページをめくっただけでどうしても内容以外の部分に意識が向きます。

編集者つながりで献本も多く、それらは仕事の一環と割り切って目を通すことができますが、自分の楽しみとして本を読むことはまだできません。

そんな私の唯一の救いがマンガです。最近は中身が深く“読ませる”マンガも増えていますが、やはり“見せる”要素のほうが強く、抵抗なく楽しめます。

きょうの帰り、また書店に寄ってこんなマンガを買ってしまいました。

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『あせとせっけん』

morning.moae.jp内容を簡単に説明すると、汗っかきで自分のニオイにコンプレックスを持っている女の子と、そのニオイをクンクン嗅ぎ続ける変態男のラブコメです。

自分で言うのもなんですが、私も変態なので、女の子のニオイをクンクンするのが大好きです。ここまで感情移入できるマンガも珍しい。

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どうせ大して売れていないだろうと思い、せいぜい棚差しで1~2冊かと思っていたら見つからず、平積みと思っても見つからず、ふと隣の棚を見たらまさかの面陳列でした。書店員さんオススメということです。

第2巻が来週、発売されます。これを楽しみに今週を乗り切れそうです。