電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

完全禁煙67日目~タバコと思い出

なぜ禁煙が難しいのか ― それは思い出と強く結びついているからだと思います。タバコは肌身離さず持っていることが多いため、思い出のワンシーンに必ずと言ってよいほど登場します。

以前書いた行動記憶とは違います。何か行動する前に一服、何か行動した後に一服という習慣ではなく、強い思い出です。

wakabkx.hatenadiary.jp昨日思い出した、お世話になった会社の社長や工場長との一服の思い出のほか、

大学の入学式:一服
教授に初めて褒められたとき:一服
自分が仕切ったサークルのイベント:一服
3年間片想いして振られたとき:一服
大学院入試で落ちたとき:一服
内定をもらったとき:一服
大学の卒業式:一服
初出社日:一服
仕事で初めて大失敗したとき:一服
特大スクープを抜いたとき:一服
退職せざるを得なくなったとき:一服
転職先の初出社日:一服
初めて企画・編集した書籍の刊行日:一服
初めて重版がかかったとき:一服
書籍編集部の解体:一服
転職先が決まったとき:一服
最終出社日:一服

ふと思いついたものを挙げてもこれだけあります。人生の忘れられない一場面には必ずタバコがあり、そのときの情景は脳裏に焼きついています。

良い悪いを問わず大切な思い出にはタバコがセットになっており、そのときのことを思い出すとタバコも一緒に思い出してしまうわけです。

良い思い出のときはもちろん美味い、悪い思い出のときでも「あのときくじけなかったからいまがある」と美化してしまって結局、美味い。タバコ=美味い、という記憶しかありません。

「タバコをやめることは思い出を消すこと」と言うのは大げさですが、それに近いものがあります。思い出を大切にしつつタバコの記憶だけ消すのは難しいのです。

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タバコを買ったつもりで毎日500円貯金は2万8,600円になりました。本来であれば3万円を超えているはずですが、細かいことは気にしません。うっかり入れ忘れもあるものです。

タバコを吸っていたときの思い出が強いのであれば、これからそれを打ち消すぐらいの強い思い出を作って上書きしていくしかありません。

禁煙貯金で指輪買うんだ。

◆タバコが吸いたくなるとつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter