電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

完全禁煙50日目~行動記憶

人間、誰しも癖や習慣があるものです。

そのほとんどは無意識であり、やめようと意識しはじめた瞬間、自分がどれだけその行動をとっていたかに気付き、驚愕します。

例えば、仕事から帰ってきた後の私の先日までの行動です。

帰宅して:一服
着替えて:一服
晩ごはんを作りながら:一服
晩ごはん完食して:一服
パソコンに電源入れて:一服
ニュースサイトをチェックしながら:一服
ブログを書きはじめて:一服
アップして:一服
Youtubeを観て:一服
会社からメールきて:一服
対応終わって:一服
シャワー浴びようか:一服
サッパリした:一服
翌日のワイシャツなどを準備:一服
そろそろ寝ようか:一服
ベッドに潜り込む前に:一服

う~~~わ~~~(絶句)

何か行動する前に一服、何か行動した後に一服という生活を20年以上続けていたので、喫煙するパターンが固定され、生活の一部となっていました。

脳は喫煙を生活リズムとしてはっきり記憶しており、上記のようなタバコを吸っていた時間や場面になると、自動でアラームを鳴らしてくれます。

タバコの時間ですよ~

それはまるで優しい看護師さんが薬を飲み忘れたおじいちゃんに「お薬の時間ですよ~」と言っているような感じです。

笑顔と優しい口調でありながら有無を言わせぬ強制力を持ったこの感じ。そのたびにタバコを思い出してしまい、悶絶しています。

要は完全禁煙して50日になっても辛いということです。まだこんなに辛いだなんて、吸わない人には信じられないと思いますが、辛いものは辛いのです。

習慣とは無意識でもできてしまうほど身に染みてしまった行動であり、逆を言えば直そうと思ってもなかなか直らない行動のことです。

気合いと根性でピタッと止めたところで、20年以上かけて作り上げられた生活リズムを狂わせることは簡単ではありません。人間の脳はそれほど単純でないはずです。

ただ、アラームが鳴る回数や時間は着実に減っています。禁煙開始から3日間なんてアラームが1日中鳴りっぱなしで「大至急、ニコチンを補給せよ!」という指令が脳から出続けていました。

そのときといまでは格段に違いますし、成果がはっきりと感じられることは励みになります。

きょうも元気だ、空気が美味い!

◆タバコが吸いたくなるとつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter