電車の中の恋人

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久しぶりに台割を作る

「台割」というものがあります。印刷物の設計図と言われ、どのページに何が入るかを示した一覧表で、通常、16ページ(1折)で区切った書式で作ります。印刷機械(台)の割り振りを決めることから台割と呼ばれているそうです。約2年ぶりにきちんとした台割を作りました。

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今回は1C、いわゆる白黒なので特に記載していませんが、2C(2色刷り)や4C(フルカラー)の印刷物であれば、それぞれの折に2C、4Cと記載します。

通し番号とは最初から最後までの数、ノンブルとは実際のページ数です。今回はどちらも同じですが、例えば、本文に入る前のまえがきや目次のページ数の表示が ⅰ、ⅱ… などローマ数字で表示され、本文から 1、2… とアラビア数字で表示されている書籍があります。

そのようなときは、通し番号とノンブルが異なります。印刷会社のオペレーターは、台割を見ながら「第1章はきちんと7ページに当たっているか」など、編集者の意図どおりに正しく印刷されているか確認するわけです。

いまの仕事は印刷物を制作するという点で違いはありませんが、自身で取材・執筆してニュース媒体を発行したり、12ページぐらいのパンフレットを編集したり、本格的な台割が必要になることはまずありません。折を合わせなければならないプレッシャーがない代わりに、少し物足りなさを感じます。

今回、久しぶりに約500ページのものを制作しており、来週の水曜日に入稿(印刷準備に入ること)して、金曜日に校了します。久しぶりに徹夜することにもなりそうですが、ギリギリまで追い込まれてシビれる感じが心地良かったりもします。もう少しがんばりますか。