電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

自分が日本人であることに何の疑問もない私

横浜で働いていた新聞記者時代、台湾出身の女性と付き合っていました。彼女と付き合う前まで、私にとって中国語っぽい言葉を話す人はみんな中国人だと思っていましたし、中国出身(大陸)だろうが台湾出身だろうがみんな同じだと思っていました。

それを軽い気持ちで言ったら激怒されましたし、いつか大陸から攻めてくると本気で思っていました。お恥ずかしい話、台湾に徴兵制があったことすら知らず(2018年末に廃止して現在は志願制、4か月間の訓示訓練の義務は残る)、彼女の弟がそのとき、陸軍にいると聞いて驚いたものです。

香港での反体制活動を禁じる香港国家安全維持法が施行されました。香港にとってこれがどれだけ危険な法律かは素人の私から見ても分かりますし、きょう早速、民主派デモ隊300人超を逮捕したそうです。また、弊社の香港支社の撤退が検討されているという噂も小耳に挟みました。

元カノとはまったく連絡を取っていませんし、そもそもあちらは結婚して子どもがいるぐらいですが、Facebookでつながっているので覗いてみたところ、案の定、反応していて、台湾の今後を危惧するニュースなどをシェアしていました。次の標的が台湾になるであろうことは容易に想像できます。

台湾と香港を同じものとして比べることはできませんが、ここ数年の中国の動きは強烈な違和感がありますし、自国民を戦車でひき殺すことを平気で繰り返しそうな怖さがあります。元カノは自分を台湾人と言い、大学のゼミで一緒だった香港からの留学生は自分を香港人と言っていました。

自分が日本人であることに何の疑問も持たず、それに対して何の違和感もない我々は、とても恵まれているのだろうと痛感します。