電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

仁義なき外資

長期休暇の後に退職者や転職者が増加するというのは、人事に関する業務を担当したことがある人であればよく知っていると思います。日々の激務からしばし解放され、家族と話したり、自分自身と向き合ったりすることで、新しい環境を求めるようになってしまうからです。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う在宅勤務がこれと似たような状況になっているようです。仕事はしていても出社しているときのようなコミュニケーションはなく、自宅にいれば家族と接する時間も必然的に多くなりますし、静かに考え事をすることも可能です。

在宅でバレないのをいいことにうちの会社でも転職活動している人がいたりして…と思っていましたが、私のボスに当たる部長レベルの上司が退職することになりました。しかも、6月末付けとのことで、1週間ほどしか残っていません。

このことは私だけでなく部署のメンバー全員、知らされておらず、私の直の上司もきょう初めて知り、慌てて私に連絡してきたそうです。また、私の上司にはボスの上司(役員レベル)から連絡があったようで、本人からではありませんでした。

どう考えてもおかしく、胡散臭い感じがしています。ボスは仕事もでき、人柄も良く、何も言わずにチームを放り出して辞めていくような人ではありません。去年の2月に転職してきてから1年半、精力的に動き、それらがようやく形になってきたところでした。

切られたか…。

露骨なクビ切りではないものの、辞めざるを得ない状況に追い込まれたのではないかと思っています。何となく想像できることもありますし、こんな急転直下になるとは思いもしませんでしたが、いずれ辞めることになるだろうと想像していました。

ボスがいなくなった今後、私を含めて部署そのものがどうなるのか、かなり心配しています。もう転職活動は嫌なんですけど…。