禁煙600日

• 禁煙時間：600日19:44:22
• 禁煙できた本数：12,016本
• 節約できた金額：300,400円
• 延びた寿命：45日21時間28分

禁煙してから600日が過ぎました。1日1～2箱、休日2箱、飲んだら3箱という生活を20年以上続け、タバコを吸えないと想像しただけで悪寒が走るほどのヘビースモーカーでした。死ぬまでタバコを吸い続けると思っていましたし、値上げのたびに禁煙していくスモーカーたちを見て「けっ、お前らのタバコへの愛はその程度のものか」と毒づいていたものです。

それがまさかの600日です。禁煙の宣言から開始まで数日しかなく、長年の相棒との別れを惜しむ時間もなく、心の準備が整わない状態で禁煙を始めたので、正直言って1か月ぐらいがんばってお茶を濁せばよいだろうと考えていました。

しかし、禁煙はとにかく辛い一方、ガマンできたときの達成感が半端ではありません。きょうも吸わなかったからあすも続けてみようか…と吸わない日を1日ずつ積み重ねていくことが気持ち良くなるもので、吸わない時間が少しずつ伸びていくのをアプリで確認するのが楽しみになり始めました。

禁煙に関するエントリーが定期的にバズります。禁煙を考えている人や、禁煙を始めたばかりでキツい人が、経験者の話を聞いて支えにしようとしているのでしょう。もちろん、私も禁煙初期にやりました。もし、そのような人々がこのエントリーを読んだら、心が折れるかもしれませんが、あえて言わせていただきます。

600日経っても辛い…。

禁煙は「3」が節目と言われ、まず初めの3日間、次に3週間、そして3か月間続ければもう辛くなくなるとよく聞きますが、そんなものはウソです。1年半以上経っても吸いたいものは吸いたいですし、辛いものは辛いです。20年以上吸っていたものを、たかが1年半ぐらいで忘れられるわけがありません。

逆を言えば、3か月過ぎたのに何でまだ吸いたいんだろう…と思っても悩む必要はありません。いたって正常です。私は一生、吸いたいと想い続けるのではないかと思っています。禁煙しても非喫煙者にはなれません。あくまでも禁煙した元喫煙者であって、死ぬまでタバコのことを考え続けると覚悟しています。

本来であれば満タンになっているはずですが、禁煙になれてきたら入れたり入れなかったり、500円玉がないときは100円玉を数枚入れたりしているので、満タンになるにはもう少し時間がかかりそうです。禁煙は続くよどこまでも。