電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

死ぬまで一生、禁煙中

きょう5月31日は世界禁煙デーです。1年半前にはまさか自分が禁煙するなど思ってもいませんでしたが、人生は何があるか分かりません、1日1箱、休日2箱、酒が入ると3箱吸っていた私が禁煙しています。

  • 禁煙時間:577日14:24:05
  • 禁煙できた本数:11,552本
  • 節約できた金額:288,800円
  • 延びた寿命:44日2時間56分

「いくらなんでも吸いたいと思わないでしょ?」と聞かれますが、そんなことはありません、いまでも1~2日に1回は「タバコ吸いてぇ…」と思います。吸魔はいまだに虎視眈々と私を狙っています。

何度か書きましたが、よく言われる禁煙のメリットのほとんどはウソです。食事が美味しくなることはなく、目覚めや肌の調子が良くなることもなく、お金が貯まることもなく、ストレスも溜まる一方です。

禁煙したことで心血管疾患やがんなどのリスクが低下しているのかもしれませんが、大往生する喫煙者もいれば早死する非喫煙者もいます。そのため、歩きタバコなどの迷惑行為さえなければ、無理に禁煙を勧めるつもりはありません。

こういうと身も蓋もありませんが、禁煙によるメリットはもちろんあります。その1つが、がんばれば何でもできるのではないか、と思えるようになることです。「禁煙できてるんだからこれもできるんじゃね?」と自信が出てきます。

禁煙中の方は身をもってよく分かっていると思いますが、禁煙は死ぬほど辛いものです。どれだけ経っても吸いたい気持ちが消えることはなく「卒煙」という状態などあり得ないと思っています。死ぬまで一生、禁煙中です。

こんなに辛いことを何とかできているのであれば、他にできないことなどありません。禁煙の辛さに比べれば何だって余裕です。仕事で辛い状況に陥ったとき、禁煙が続いていることを考えて何度か乗り切りました。

いまはタバコどころの騒ぎではないので、喫煙者もしめしめと思っているのでしょうけど、またすぐ吊るし上げを食うはずです。「タバコ税を上げて増えた税収を中小企業の助成金に回せ」なんていう嫌煙家が出てくるかもしれません。

死ぬまで吸うと決めている人には何も言いませんが、もしほんの少しでも禁煙したいと思っている方には試しにやめてみることをお勧めします。辛かったらまた吸えばよいだけのこと、禁煙失敗は有罪でも違法でもありません。

喫煙者を取り巻く環境は厳しくなるばかりです。思い立ったが吉日、禁煙したいと思っている方は全力で応援します。禁煙する気がまったくない人は、せめて私の前で美味そうに吸うのだけは勘弁してください。