電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

有意義な使い方は何だろう

私は決して金持ちではなく、ごく普通のサラリーマンです。ただ、守るべき家族もなく、自分のことを考えるだけで済むため、いますぐ何らかの支援を受けられなければもう…といったところまで追い込まれているわけではありません。

10万円の給付は私にとってもありがたいものです。今後、何があるか分かりませんから、現金があるに越したことはありません。くれるというのであれば遠慮なくいただきます。ただ、繰り返しますが、いますぐ必要ではありません。

ハコ物行政で作られたであろう、存在価値が意味不明な公共施設が私の家の近所にあります。報道されていませんが、実は先週から、そこがいわゆるネットカフェ難民の方々の一時避難所のようになっています。

私は、新卒で正社員として就職できたことを、あくまでも運が良かったと思っています。私以上に優秀な人も、私以上に努力していた人もたくさんいて、それでも正社員になれなかったのは運でしかありません。

コンビニに少し買い物に行ったとき、そこに入っていく方とすれ違いました。たぶん、私より年下だと思いましたが、目が死んでいました。それと同時に、私がそうなっていてもおかしくないと思いました。就職氷河期はそういう時代でした。

10万円の給付を拒否したとしても国のものになるだけ、ただし受け取って寄付したとしても本当に必要な人に届くか分からない、かと言ってパーッと散財しても批判を浴びる気がする。しかし、貯金だけは避けたいと思っています。

支給を受けた上で、元はと言えば手元になかったはずのお金として、残らず使って経済を回すのがやはり最も良いことなのでしょうか。本当に困っている方々に届くのであれば、辞退したり、寄付したりしてもよいのですが。