電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

在宅勤務のコツは緊張感を保ち続けること

在宅勤務時の服装について「自宅なのにスーツ着てアホ」といった意見をツイッターなどで目にしますが、一概にそうとも言えません。数年前から在宅勤務を実施している私の経験上「どこまでオフィスにいる状態に近づけられるか」が在宅勤務には重要で、服装はその1つです。

ふだんからTシャツやジーンズという私服の人であればそのままで構いませんが、もしスーツを着ている人であれば、ネクタイは無しでも、せめてYシャツとスラックス、靴下ぐらいに着替えるのがベストです。むしろ、ふだんTシャツやジーンズという人は、Yシャツとスラックスに着替えるぐらいのほうがよいかもしれません。

要は、そのまま会社に行くことができる状態にすることです。寝癖全開、無精ヒゲ伸びっぱなし、ふだんしっかりメイクの女性であればスッピンで人と会えるでしょうか。そのままクライアントと商談できるでしょうか。

在宅勤務のコツは、緊張感を保ち続けることです。周囲に誰もいない、つまり監視されていない状態でどこまで緊張感を保てるか。また、書斎などがなく、リビングのテーブルでノートパソコンを広げていて、オンとオフを区切れるか。

私自身、初めての在宅勤務のときは「うはっ、家にいるときの普段着のままで仕事できる」と喜びましたが、だんだんと辛くなってきて、色々と考えたりしたり、ウェブを検索したりしてたどり着いたのが、会社に行くときと同じ状況にするということです。

人間は隙があれば楽をしようとする生き物です。自らを律し、誰に言われなくても仕事をこなせればよいのですが、なかなかそうもいかないので、きちんと着替えて、気持ちを切り替えると上手くいったりします。

…と言いつつ、ヒゲを剃っておらず、後でクライアントを交えたウェブ会議をやることになり、慌てていることは秘密です。