電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

「すごーい!」と言われてみたい私

電通というものに特に意見はありません。知っているようで実際の業務のことを何も知りませんから。何となく派手なイメージがありますが、あくまでも「代理」なわけで、クライアントがあってこそ成り立つビジネスであり、実態は泥臭い下請けなのだろうと想像しています。

入社したいかと聞かれたら「否」です。文字通り死ぬほど大変そうだからです。学生時代の先輩が電通に入社し、しばらくは連絡を取り合っていましたが、数年前からFacebookも更新されなくなり、生きているのかどうか分かりません。

そもそも、私のレベルでは採用されないと思います。何だかんだと叩かれがちですが、優秀なスタッフばかりですし、こなしている業務もハイレベル、クライアントの要求に応える姿勢はものすごく、良くも悪くもこれだけ注目されるのも納得です。

また、給料もこれに見合った金額で、ひと昔前に比べれば減っているのかもしれませんし、経費もかなり削られているでしょう。しかし、世間一般の平均を大きく上回っているでしょうし、金額だけ見れば誰もが羨ましいと思うはずです。

そう、電通は羨望の的であるわけで、いま某爬虫類について叩いている人は、電通に嫉妬しているだけではないかと思ったりします。小学生の男子がクラスの好きな女の子をからかってしまうのと同じ、嫌い嫌いも好きのうちというやつです。「好き」の対義語は「嫌い」ではなく「無関心」ですから。

作者に対する批判も、これだけ社会から注目を集めていることに対する嫉妬ではないかと思ったりします。一過性のものかもしれませんが、人生で1度もこんな注目を集めることなどない人がほとんどで、一瞬でもいいから目立ちたいと思っているのではないかと思われます。

実際、私も知り合いに「会社どこ?」と聞かれて「電通」と言ってみたいですし、「ツイッターでマンガ描いてたのってずずずさんなの!すごーい!」と言われてみたいです。俗物ですから。「電通でマウント(笑)」と思う人もいるはずですが、やっぱり電通すごいし。

ちなみに、私は単純なので「いつ死ぬか分からないから毎日がんばろう、うん」と思ったのみです。