電車の中の恋人

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年5日間の有休取得義務

働き方改革の一環で昨年4月から年5日間の有給休暇の取得が義務付けられました。いくつか条件がありますが、正社員であれば企業の規模に関わらず休まなければなりません。実際はどこまでやるのか分かりませんが、できなかった場合は罰則が科されます。

私は今年度、まだ4日間しか有休を取っていないそうで、上司から「休みやがれ、いや怒られちゃうから休んでください」というメールが飛んできました。勤怠管理システムから上司にアラートが飛び、休まないと上司が吊るし上げを食らうようです。

私の仕事は月初月末、年度初めや年度末など特に関係なく、常に平均して忙しいのですが、クライアントからの委託制作物はあちらの都合があり、いま制作しているものも日本の会社から委託されているものなので、今月末までに何らかの納品を求められています。

つまり、今週も来週も休む余裕はないわけです。上司は自分の業務の多くを私に押し付けているので、私が休めないことをよく分かっています。休めと言いつつ、休まれたら困るわけで「有休申請してシステム上は有休を取ったことにして出社しろ」というブラックなことを言い出しました。

まったく、人事にチクッちゃうぞ…。

働き方は十人十色で、一律に休ませるのではなく、自分で調整して休ませてほしいと思いますが、有休を取らせない本物のブラックに対してはこうして法的効力を持たせて強制しないとダメなんでしょう。義務化によって救われる人が少しはいるかもしれません。

でも、この年5日間の有休取得をクリアできた企業は日本に何社あるのかしらん。大企業は人数が多すぎて把握できない、中小企業は人手不足で休ませられない、ということで、結局、どの企業もクリアできていないのではないかと思われます。実態調査したらどうなることやら。