ムカつくことから何かを学ぶ
出社してパソコンを立ち上げると上司からのメールが5~6通届いています。会社支給のiPhoneが午前8時30分ごろからブルブルと鳴り始めるので分かってはいるのですが、一方的にあれこれと押し付けてくるのがムカつくので、出社するまで見ないようにしています。
先日も書いたように、外資系での人事権は直属の上司がすべて握っているので、下の人間は全員ポチです。「3回まわってワン!と言え」と言われたらやるしかありません。ただ、ほんの少しだけ言い方に気を遣うだけで、言われたほうの受け止め方がガラッと変わります。
これについて調べてください。
仕事だからやらなければならないことはよく分かっていますが、アンタこれ以外にもあれやれ、これやれと押し付けているでしょう?しかも、超特急というから自分の仕事を脇に置いてやったら実は来週でよかったとか、頭悪すぎ。
私も調べていますが、一緒に調べてください。
自分もやっているということをひと言、伝えるだけで印象が全然変わりますが、私の上司はここを分かっていないわけです。そして、手柄はすべて自分の作業によるものとするので、こちらは「やらされている」感が半端ありません。
サラリーマン経験もそれなりにあり、ムカつく奴をたくさん見てきた私でもこの状態なので、若手だったらキレてしまうか、やる気をなくして辞めてしまうのではないかと思います。私の年齢になるとそうそう気軽に辞めるわけにもいかず、耐えなければなりませんが。
人の振り見てわが振り直せ、反面教師――ムカつくことから何かを学ぼうとすることがサラリーマンに求められる能力の1つではないかと思うわけです。