春の雨はセンチメンタル
オフィス近くの書店が閉店することになりました。それなりのチェーン店なので、今回の新型コロナウイルスによる売上減が原因ではないようですし、そもそもここまでの騒ぎになる前の1月から閉店のお知らせが張り出されていました。
この店舗はそれほどの規模ではなく、むしろ小さいぐらいで、品揃えが豊富だったわけではありませんし、私も帰りの電車で読もうと思って文庫やマンガを買うのに2~3回、利用しただけです。何か思い入れがあるわけでもありません。
ただ、いつもそこにあったものが突然なくなるというのは無性に寂しくなります。あっても利用しないくせに、なくなると分かった途端に惜しむのはワガママな人間の性ですが、書店がなくなるのは特に悲しくなります。
きょうも店員さんが棚の書籍を段ボールに黙々と入れていて、そういえばこの店員さんたちもこれからどうするのだろうと思いました。正社員にしろバイトにしろ、他店に異動できればよいですが、そうもいかない人もいるでしょうし。
何だかいつにも増してとりとめのない文章ですが、春の雨はセンチメンタルにさせてくれます。