電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

人の振り見て我が振り直せ

先日、知人に頼まれて、ある原稿を1本、書きました。1時間弱のインタビュー音源をもらい、テープ起こしをして、色々なことを調べて、約2,000字で2万円です。私は多少の専門知識があるので4時間ぐらいですべて終えますが、労力を考えると決して高くはありません。

事前に言われた納期が急に変わり、3日早めてほしいと言われ、困っている感が伝わってきたので、睡眠時間を削って書き上げました…ちなみにコレ、ライターとしての副業の話です。睡眠時間を削ったせいで風邪気味になりましたが、知人も喜んでいたのでまあよいかな、と。

しかし昨日、「内容がまったく合っていなくて、インタビューを受けた側ですべて書き直すことになった。お金もなしで」と言われました。メールを読むと、AIやビッグデータのことを書いてほしかったらしい。

もらった音源を再度、聞き直してみましたが、“AI”も“ビッグデータ”も1度も出てきていません。それを伝えましたが「インタビューのときには出ていたから」と言われました。もらった音源がすべてで、そこにないことをどうやって書けばよいのか。

百歩譲って望むものが書けなかったことは申し訳ないと思います。しかし、それで費用を払わないというのはいかがなものかと。私は本業が別にあり、生活に困っていないから構いませんが、これを当てにしているフリーのライターだったら大問題です。

別の知人ですが、以前にも同じようなことがありました。私は組織に属する発注側でありながら、フリーで受ける側の気持ちも分かるため、発注するときは委託先が理不尽に損しないよう、気をつけています。そのおかげか、私を信頼してくれて良い仕事をしてくれますし、私も信頼して発注できています。

力があるのは組織であって、発注する個人にはなーんの権力もありません。しかし、それを自分の力だと勘違いしているアホが多いわけです。私もたまに勘違いしそうになりますが、フリーの立場になるときがあるため、勘違いしなくて済んでいます。人の振り見て我が振り直さないと。

酔っ払い&実は結構ムカついているせいで駄文になっている気がしますが、それぐらい怒っているということです。くっそー、時間返せ。