電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

大中小企業の果てに残るは

ふとこれまで働いてきたところを振り返ると、大中小を網羅していることに気付きました。社員数で見ると、新卒で入った新聞社は約300人で中企業、2社目の出版社は約50人で小企業、3社目となるいまの会社は確か5,000人ぐらいです。

1社目の新聞社はマスコミということもあり、知名度や影響力などを考えると大企業並みですが、あくまでも神奈川県内の地方紙ですし、地場の有力企業という程度だと思います。そのせいか、社員数は多くないのに権力争いだけは一丁前でした。

2社目の出版社は全世界で見ると約2万人なので大企業ですが、日本法人は売り上げをあまり期待されていない極東のちっぽけな島国の拠点ですので、小企業と言って差し支えありません。撤退からの全員一斉解雇がいつ起きてもおかしくないほどです。

3社目となるいまの会社は、私が入社する数か月前に合併しました。私が入社したほうは元々1,000人ぐらい、合併先は4,000人ぐらいで、どちらにしても日本法人だけで1,000人を超えていました。全世界で見ると6~7万人だったはずで、ここまでくるとわけが分かりません。

大中小のそれぞれにメリットとデメリットがあります。例えば、大企業は給料が良いですが、社内手続きなどが面倒でしがらみも多いところがイライラします。小企業は経営面でどうしても不安定になりがちですが、社員全員の顔と名前を知っていて連帯感が生まれることが良かったりします。

残るは…

大中小すべてを経験したところで、残るは起業でしょうか。新聞社で大変お世話になった元上司が12月に定年退職になり、もう1年間だけ頼まれたので嘱託として残るそうですが、その後は情報紙を発行するような会社を立ち上げるつもりだそうで、私に声がかかりました。

失敗して破産するパターンとしてよく耳にするやつですね、これ…。

元上司とまた一緒に仕事をしたいのはやまやまですし、考えているものもすごく面白そうですが、一歩踏み出すにはまだ早いような気がしつつ、もう少し年を取ったら怖くなってやはり踏み出せず、気付いたらじじいになっているという流れになりそうな。

朝、食パンくわえて走っている美少女と道でぶつかり、そこでなぜか恋が芽生え、その美少女は実はアラブの石油王の隠し子で、石油王の跡継ぎが連続不審死で美少女が跡継ぎになり、結果的に私が石油王になって遊んで暮らす、というのがささやかな夢です。