誤植
仕事で特大ミスをやらかしました。3万部を刷り直しです(もちろん費用はこちら持ち)。刷り直すだけでなく、3万部を回収して再配布するわけですから、結構な費用になります。
誤植が見つかったからですが、原因はデザイナーの組版時のテキスト入力ミスです。Word原稿で何度も確認した後に入稿したので、そこは間違っているはずがないという先入観がありました。
編集作業に携わったことがある人なら分かると思いますが、テキストと図表があると、テキストは何度も見直すものの、図表のチェックは甘くなりがちです。
図表は元があり、トレースしてテキストはいじらないと思っているからです。このような先入観によるミスはこれまで何度もやりました。しかし、それでも見落とすのが人間です。
今回も印刷までに何人もの人間が確認しましたが、全員が見落としました。きっかけはデザイナーのミスですが、それを見落としたのは私なので、責任は私にあります。
それ以上にとにかく恥ずかしいです。誤植は編集者にとって最大の恥であり、たとえ文字だけの数百ページの書籍を作り上げたとしても、1文字の誤植が見つかれば0点です。
うちの会社とは長い付き合いで、これまでミスがなかったことから、クライアントは決して怒っていないのが不幸中の幸いですが、明日はジャンピング土下座です。
無念。