電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

たばこの値上げまで2週間

消費税増税とそれに伴うたばこの値上げが2週間後に迫ってきました。「今度こそ禁煙しよう」と思っている人が多いようで、禁煙に関するエントリーへのアクセスが急増しています。そこで、あらためて言っておきます。

禁煙しても劇的な変化はありません。

ごはんが美味しくなる、お金がたまる、肌がキレイになる…など、禁煙したらさぞかし良いことが待っていると喧伝されていますが、これらはまったくの嘘です。禁煙しても大して変わりません。

ごはんは禁煙前と同じく美味しいですし、お金はたばこに使わなかった分をべつのものに使うのでたまりませんし、肌もパッと見で分かるほどキレイになることはありません。

長期的に見たら肺がんやCOPDなど病気の発症を防ぐことにつながるのかもしれませんが、死ぬほど辛い思いをして禁煙するのだからその見返りも大きいと思ってしまいます。すぐに劇的な変化を求めてしまいがちです。

期待はずれ

禁煙に失敗する要因は「期待はずれ」ではないかと私は思っています。禁煙して得られるものへの期待が大きすぎるわけです。「何だ、禁煙しても特に変わらないじゃん」と思ってまた吸い始める人が多いと思います。

こんな身も蓋もないことを言われて禁煙する気を削がれた人もいるかもしれませんが、この程度でやる気を削がれるのであれば結局、失敗するので、そのまま吸い続けましょう。

自信を持てる

ただ、禁煙したことで思いもよらなかったメリットに気付きました。

禁煙できてるなら他に大変なことも何でもできるんじゃね?

こんな自信を持てるようになりました。禁煙の辛さに比べたら、ダイエットも筋トレも英語の勉強も苦ではなくなります。禁煙ほど辛いことを続けていられる自分はいくら褒めても褒め足りません。

仕事でもプライベートでも大変なことや辛いことがたくさんありますが、そのときに「禁煙に比べたら」と思うようになり、何とか取り組んでみようと思えるようになりました。

がんばれ、自分

禁煙は自分との戦いです。本気で禁煙するなら、禁煙によって得られるであろうメリットに期待しすぎず、周囲に褒められることを求めず、ストイックでなければなりません。

吸うのも自由、禁煙するのも自由。違法ではありませんから、自分で考え、自分で決めればよいわけで、私は禁煙を選びました。そんな私の禁煙も間もなく1年達成です。ひゃっほーい。