タバコへの執着 - 電車の中の恋人

「ご飯が美味しくなった」「目覚めが良くなった」など、禁煙したら変わると言われていることを私はまったく実感していません。ただ、1つだけ実感しているのが、タバコのニオイにすぐ気付くようになったことです。

何かニオイがすると思うと、結構離れたところなのに喫煙所があったり誰かがベランダで吸っていたりします。タバコのニオイに対する感度は非喫煙者以上で、禁煙した人の多くが同じだと思います。

しかし、以前にも書きましたが、タバコのニオイが嫌というわけではありません。タバコを吸った人のニオイがとにかくダメです。タバコのニオイ＋体臭に殺意が芽生えるほどです。

しかも、そういうのは大抵、歯が黄色くなっているオヤジで、タバコを吸わなくともすさまじい加齢臭を撒き散らしているものですが、そこにタバコのニオイが上乗せされると大変なことになります。

ここ最近はそういうオヤジに遭遇していなかったのですが、今朝の電車で隣に座ったオヤジが久しぶりにすさまじく、吐きそうになりました。タバコのニオイと加齢臭の合わせ技一本は強烈です。

ただ、タバコのニオイに敏感というのは、裏を返せばそれだけタバコに執着していると言えるかもしれません。何もなければ単なる悪臭の1つですが、タバコのニオイだけ突出してすぐ分かります。

しかも、副流煙などタバコの煙は嫌でないわけです。ここが非喫煙者と禁煙した元喫煙者の違いです。反動で嫌煙家になる人もいますが、大抵は煙を嫌がらないはずです。

禁煙しても非喫煙者になれるわけではなく、あくまで禁煙に成功した元喫煙者で、ここには大きな壁があります。いまは吸っていなくても、前に吸っていたということを嫌がる人もいます。

そうはいっても吸っていた過去を消すことはできないわけで、とにかく吸わない日をコツコツと積み上げていくしかありません。禁煙は口で何か言うのではなく、身体を張って示すのみです。

いまはこんな感じです。

禁煙状況を記録してくれるこのアプリはツイッターと連動していて、禁煙中の方々がたくさんつぶやいています。他のつぶやきを見て「負けらんねぇ！」と気を奮い立たせる毎日です。

◆負けらんねぇ！と思いながらつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter