電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

SNSの功罪

ミュージシャンの遊びといえばセッションです。コード進行や構成がシンプルな曲を題材に即興で演奏していくアレで、その瞬間だけの面白いものになります。

学生時代にジャズやフュージョンを演奏するバンドサークルにいて、OBが集まってやっているセッションによく誘われているのですが、なかなか都合が合わずに参加できていませんでした。

それが昨日、ようやく顔を出すことができました。学生は春休みですし、入試も終わったせいか、母校の最寄り駅は人が少なめです。4月になるとここも大変なことになるのですが。

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音信不通に

私が大学を卒業したのは2001年です。当時、携帯電話がまだ高く、学生はPHSが主流でした。携帯電話のキャリアはドコモのほか、IDOやJ-Phone、まだTu-Kaがあったころです(懐かしい)。

電波エリアの広さや強さは携帯電話のほうが良く、就職したらみんなPHSから携帯電話に乗り換えました。当時はナンバーポータビリティなどなく、番号が変わりました。

要は連絡先が分からなくなったわけです。自宅へのPCが普及し始めたものの回線はダイヤルアップがメイン、ADSLが普及し始めるのはこの数年後で、メールのやり取りもまだまだです。

もちろん、SNSなどありません。同期は数人だけ年賀状でその後も連絡を取ることができましたが、先輩や後輩とは完全に音信不通で、風の噂を耳にする程度でした。

SNS万歳…だけど

そのため、Facebookには本当に感謝しています。まず同期からつながり、同期が先輩や後輩につながって私もつながり…で、卒業から10年以上経って連絡を取ることができるようになりました。

「いまは関西に住んでいるのか」「転職したのか」「子どもできたのか」― Facebookで写真を見たり、近況を知ったり、学生時代を思い出すと同時に時間の流れを実感しています。

ただ、そのせいで頻繁に会っていると錯覚してしまうのが少し怖いと思っています。昨日も実は卒業以来、16~7年ぶりに会った先輩や後輩がいました。数年前からFacebookでつながっているのでついこの前、会った気になっていました。

直接顔を合わせて飲みながら話すと「えっ!そうだったんですか!」ということがたくさんあります。SNSは本当に便利ですが、デメリットもあるわけです。

先輩の子どもがもう高校生になったとか、後輩が起業することになったとか、昨日は色んな話ができました。次はさすがに「10年ぶりですね!」とならないようにしないと。

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◆学生時代を思い出すとつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter