電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

奨学金

学生時代の後輩が先日、奨学金の返済がようやく終わったとFacebookに書き込んでいました。後輩は私の1つ下なので40歳、つまり16年かかって返済したことになります。

奨学金に対してここ数年、批判をよく耳にします。闇金のような取り立てや高利、返済不能からの自己破産など、ダークなイメージが浸透しつつあります。要は借金なので当たり前ですが。

奨学金はとても良い制度だと思います。上記の後輩を含め、奨学金がなかったら大学に通えなかったという人はたくさんいるはずです。ただ、制度設計を見直す必要があります。

時代は変わった

かつては大学を卒業すれば良い会社に入ることができ、そもそも日本が高度経済成長期で働けば働いた分だけ給料をもらえ、奨学金を返せないということなど滅多になかったはずです。

しかし、大学は乱立し、不景気になり、収入が不安定な非正規雇用が珍しくなくなり、こんな時代になるとは予想できなかったと思いますが、奨学金制度を設計したときとあまりにも変わっています。

一方、大学に入らなくてもよいのに何となく入り、何となく奨学金を借り、何となく卒業する学生も多く、借りる側の考え方も変えなければいけません。くどいようですが、基本的に借金ですから。

金で解決できるなら

両親がしっかりしていたので、私は奨学金を借りずに済みました。本当にありがたいと思っています。ただ、うちに泊まり込んでいる受験生の若者は、私立だったら奨学金に頼らざるを得ないそうです。

きょうは早稲田の政経の試験にいっています。本命は国立ですが、もし合格したら政経も入りたいそうです。未来ある18歳の若者に金の心配などさせてはいけないと思うのですが、こればかりはどうも。

よし、もし政経に入るなら後輩になるからおじさん払ってあげちゃおうかな。もちろん出世払いで返してもらうけど、奴は稼ぎそうだからいまのうちに貸しを作っておいて損はなさそうだぞ。っていうか、割の良い投資じゃね?

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それもこれも試験結果次第です。きょうはお弁当を作ってあげようと思い、とんかつを用意しておいたのですが「午後に眠くなるから食べない」と言われ、カツサンドにして朝ごはんに食わせました。

おじさん、きょうは仕事が手につきません(働け)。

◆若者のことが気になるとつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter