電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

罪悪感

ネットニュースやブログ、ツイッターなどで再びアルコール依存症の文字が躍るようになり、仕事で追い込まれているせいもあって、平日は酒を控えると決めていたにもかかわらず飲んでしまいました。新たに買ってきたわけでなく、週末に残っていたものを少し飲んだだけというのが救いです。

アルコール依存症の症状の1つに、飲んだことで罪悪感を覚えるというものがあります。きょうは飲まない、飲んではいけないと決めたのに飲んでしまうのです。「ほんの少しなら身体に良いと言われているし」「酒は百薬の長だし」など、自分自身にありとあらゆる言い訳をし、実際には「ほんの少し」で止まることなく、1瓶空けてしまうほど飲みます。

そう、1缶などではなく1瓶の単位で飲んでしまうこともアルコール依存症の症状の1つです。缶に入っているような酒はアルコール度数が低く、たくさん飲まないと酔えないため、コスパが悪いと思ってしまうのです。安価に酔えるよう、大容量の焼酎やウイスキーを買ってしまうのがアルコール依存症です。

他人事ながら辛く寂しいことはよく分かりますが、ちょっとしたことでもすぐ大々的に報道されてしまうほどの影響力を持った(元)芸能人であることをもう少しだけ自覚してもらえないものでしょうか。テレビやネットでアルコール依存症についてしたり顔で意見する輩を目にするたびに自分の中のアルコールへの欲求が刺激され、ガマンしているのについ手が伸びしていまいます。

結局、酒にだらしないだけじゃないか、自己責任だ、と言う人もいるはずですが、それは勘弁してください。自分がいちばん、酒を飲みたくないと思っているのがアルコール依存症なのですから。