電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

もしかしたら、私は途中の紆余曲折はあれど全般的に見て順風満帆な人生を送っているように思われるかもしれません。団塊ジュニア世代の受験戦争を勝ち抜き、超就職氷河期の就活戦線を乗り越えて新聞記者になり、外資系出版社からある専門分野の外資系企業の企画編集職に転職し、世間の平均年収の倍以上の収入をもらい、趣味の副業と合わせれば指1本を超える年収を得て、とりあえず当面の生活に不便はありません。プライベートも趣味の域を超えつつあるバンドと楽器で充実しています。ただ、当然ですが、誰にも言えない、ブログにも書けない、彼女にも言えない、親友にも言えない闇が私にもあり、本気で自殺しようと思い、自殺するのであれば首吊りが最良と考え、数種類の縄を試したことがあります(個人的にはワークマンで売っている安全帯がベストでした)。いざ自殺しようと決意して、誰の迷惑にもならないよう、丹沢の山奥の入り口まで深夜に行ったことも1回だけありました。しかし、最後の1本と思ってタバコを吸っていたときにたまたま親友から電話がかかってきて、話しているうちに自殺がバカバカしくなり、自宅に帰って眠って仕事に行って…でいまに至っています。いまもたまに「死んでからのことなんて誰も分からないだろうけど、いまよりは楽になるんだろうなあ」と思うことがありますが、かろうじて生きています。鰹のたたきが美味いと思えることで、とりあえず生きていて良かったと思います。人は誰でも大なり小なりの闇を抱えているものです。生きるって辛いぜ。

f:id:wakabkx:20200718230018j:plain