電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

金額でなく、もらえるという事実

私の給料は年俸制です。基本給と賞与(が出ている想定)を合わせた金額を12等分したものです。月給が高い分、6月と12月にどーんともらえません。いまはもう慣れましたが、年2回にまとめてもらえるのが羨ましかったりします。

ただ、毎年3月、いわゆる業績賞与というものが出ます。昨年の業績次第でもらえたりもらえなかったり、金額が多かったり少なかったり、あまり期待できないものです。前の会社でもありましたが、20~30万円ぐらいでした。

外資系の良いところでもあり、辛いところでもありますが、業績賞与の原資はグローバルでの売り上げです。日本がダメでも他の国の成績が良ければもらえますが、逆に日本が良くても他の国の成績が悪ければ、もらえる額が少なくなります。

私の会社の昨年の成績は後者で、日本は良かったのですが、他の国が悪かったので、日本は本来たんまりもらえたものがグローバルで分配されるため、少なくなるそうです。その金額をきょう、聞かされて、耳を疑うぐらいの雀の涙でした。

しかし、周りはみんな不満タラタラでしたが、年俸制なのでそもそもボーナスなど期待していませんでしたし、いまのご時世、金額にかかわらずもらえるだけマシ、もっと言えば正規雇用を与えられているだけで十分なのです。

もっと権利を主張すべきと思う人もいるかもしれませんが、超就職氷河期世代は権利を主張できないのです。権利を主張しようものなら即不採用、そもそもお前らに権利はないと言われてきたのが超就職氷河期世代です。

金額は秘密ですが、文字通り「寸志」という程度です。ただ、大切なのは金額でなく、もらえるという事実です。いまの若者には社畜と感じるのかもしれませんが、いまの40~43歳はみんなこんな感じではないでしょうか。