電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

日本の医療保険制度

日本の医療保険制度は本当によくできています。私は横浜市に住んでいますが、近所の診療所にかかっても、オフィス近くの都内のクリニックを受診しても、出張先の大阪の病院で治療を受けても、自己負担は3割の全国一律料金です。しかも、日本国民であれば(ほぼ)全員が同じ待遇を受けられます。

よく米国と対比されますが、米国は基本的に民間保険会社の医療保険に加入するしか医療保障を手に入れられず、おまけに結構な高額です。日本の健康保険料も高くなってきていますが、それでも米国に比べれば安いですし、国民皆保険制度の恩恵は計り知れません。

また、大病院でも街の診療所でも、歯科医院でも、すべての治療行為に対する金額は公定価格として決まっています。明細書に「初診料282点」などと記載されていることに気付いている人は多いと思いますが、基本的に1点10円としてお金に換算します。いわゆる診療報酬というものです。

診療報酬は社会情勢などを踏まえて2年に1度、改定されます。前回改定が2018年4月でしたから次回改定は2か月後です。改定後、すぐに次回改定に向けた議論が始まり、今年4月の改定についても2年前から議論してきましたが、その結果があす7日(金)に明らかになります。

日本国内には巨額の金が動く業界が2つあると個人的に思っています。1つは公共事業に絡む建設業界、そしてもう1つが医療業界です。建設業界は新聞記者時代に追いかけたことがありました。いまの会社に転職してから医療業界を追いかけています。

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都内はきょう、ものすごく寒かったのですが、あすも寒くなるようです。特に朝は今シーズン一番の冷え込みのようで、あすはいつもより早起きして霞ヶ関に行かなければならず、ベッドから出るのが大変そうなので早めに眠ります。こんなに天気が良い日に仕事なんかしたくありませんが。