都会は人をひ弱にする
同居中の若者がインフルエンザになりました。
ここ最近、登場していませんでしたが、大学進学を機に4月にわが家に引っ越してきてから、まだ同居しています。落ち着いたら1人暮らしがしたいと言っていましたが、私と議論するのが楽しいらしいです。
賢い彼との議論は私にとっても有益であり、たまに鋭い意見が出てきて唸らされます。最近は私の書斎にある『世界の大思想』シリーズにすっかりハマり、ゼミ後に指導教授と哲学について議論しているそうです(ちなみに彼は経済学部)。
大学ではバドミントンサークルに入り、大学以外では塾講師や家庭教師のバイトをやり、いわゆるリア充な感じで大学生活を満喫しています。おじさんも毎日楽しそうな若者を見ているのが楽しいわけです。
富山から横浜に出てきて満員電車に乗るようになり、人がたくさんいる場所に行くようになり、ウィルスに接しやすくなったのでしょう。富山ではこれまで家族や友人で誰もインフルエンザになったことがないそうです。
また、やはり都会の便利さに慣れてひ弱になったのかもしれません。田舎の豪雪地帯で生まれ育ったので、冬は毎日、雪道を片道30分以上かけて歩いて学校に通っていたそうです。夏は自転車ですが、それでも結構な運動になります。
うちから最寄り駅まで歩いて5分ですし、電車の本数もたくさんありますし、こちらに出てきてから全然歩かなくなったそうです。もう歩くのは嫌、田舎の必需品の車もこちらだと時間が読めないから嫌という、すっかり都会に染まりやがりました。
インフルエンザになったのもこんな感じでひ弱になったのではないかと思うわけで、やはり都会の生活というのは人にあまりよろしくないのではないかと思ったりもします。私はこれしか知らないので何とも言えませんが。
食欲はしっかりあり、鍋焼きうどんを食べたいというので作ってやりました。ついでに、缶詰のみかんを食べたいと、どこの小学生かというリクエストにも応えてあげました。何だかんだいってもまだ子どもです。