家庭菜園の夏野菜でラタトゥイユ
夏野菜の季節です。
大切なことですのでもう一度、言います。
夏野菜の季節です。
親父の実家はいまどき珍しい横浜市内の専業農家です。その血が流れているのか、日産自動車の技術屋を引退後、趣味の家庭菜園と呼ぶには少し本格的すぎる畑を作り始め、季節ごとに色々な野菜をもらいます。
雨が止んだ瞬間を見計らって私も畑に一緒に行き、収穫してきました。ナスとピーマン、トマト、タマネギ、ズッキーニがあれば作るものはただ1つ。奥さん、アレですよ、アレ。
ラタトゥイユ!
去年も作りましたが、野菜の旨味を存分に味わえます。こんな見た目のトマトはスーパーに並ばないと思いますが、味は抜群です。商売ではなく、農薬は最小限に抑えられているため、体にも安全です。
野菜を細かくカットします。去年はズッキーニを作っていませんでしたが、ラタトゥイユを作って持っていったら美味さに驚き、今年から作り始めました。特に手をかけなくても簡単に育つそうです。
タコとエビを用意します。ラタトゥイユは本来、野菜だけを煮込みますが、まだまだ毎朝のように股間がチョモランマになる健康な男子です。野菜だけでは少し物足りないので、動物性たんぱく質を足します。
オリーブオイルでにんにくを炒め、香りを引き出します。
良い香りがしてきたところでタマネギを炒めます。
タコとエビを投入し、炒めます。
このときに白ワインを加えます。料理に使うだけなので安い物で十分です。ちなみに、これで130円でした。
ナスとピーマン、ズッキーニを入れて炒めます。
しんなりしたところで直前にカットしたトマトを投入します。レストランでは皮をむき、種を取りますが、素人の家庭料理なのでそのままです。せっかくの自然の恵みなのですべて味わいたいところです。
ローレルとコンソメ少々を加えて煮込み、塩胡椒で味を調えたら完成です。水は加えておらず、すべて野菜から出た水分です。野菜の旨味が凝縮されており、まいうーです。
ラタトゥイユは冷やしても美味く、カッペリーニとあえて冷製パスタにすると、食欲が落ちる暑い日でもするすると食べられます。六本木あたりのオシャレイタリアンだと2,500円ぐらいしそう。
自分でお店をやってみたいとたまに思いますが、バンドと同じく趣味だからこそ楽しいのであって、仕事にしたら利益などを考えなければならず、辛くなってくるはずです。バンドも料理も趣味にとどめます。