電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

あぶない刑事に見入る

Amazon Prime Videoのトップページを見るともなく見ていたらオススメに『さらば あぶない刑事』が表示されていて、つい見入ってしまいました。もう3年前の作品でしたか。

テレビシリーズをリアルタイムで見ていたのは小学生のとき。日曜日の夜9時から放送されていたため、親父の機嫌が悪いときは「早く寝ろ」と見させてもらえませんでした。

新卒で入った新聞社で約6年、関内で働きましたし、いまも関内から徒歩圏内に住み、ライブをやったり飲み歩いたりしています。ロケ地の建物や道路は手に取るように分かります。ただ、私のマンションがチラッと映ったときは驚きましたが。

第1作から…

見終わると次のオススメとして歴代のテレビシリーズが表示されます。まんまとAmazon Prime Videoの策略にハマり、テレビシリーズ第1作を見始めてしまいました。

第1作が始まったのは1986年10月です(ずずず9歳)。拳銃を派手に撃ちまくったり、取調室で容疑者をボコボコにしたり、地上波だったら再放送できないような場面もネットなので当時のままです。

スマホなどないので何かあれば公衆電話、しかもプッシュ式ではなくダイヤル式。GPSなどもないので時間がかかって不正確な逆探知。そもそもネットなどありません。

また、ベイブリッジがまだ建設中だったり、いまはなきバンドホテルがあったり、東横線の桜木町駅や高島町駅があったり、当時の横浜の記録映像としても貴重ではないかと思います。

すぐにタバコ

さらに、何かあればすぐタバコです。驚いたのが、元町にある老舗フレンチレストランの霧笛楼で食事しながら当たり前のようにタバコを吸っていたシーンです。

エキストラと思われる人たちもみんなタバコを吸っていましたし、山下公園やイセザキモール、馬車道などロケ映像には路上にポイ捨てされたタバコの吸い殻が必ず映っています。

舘ひろしも柴田恭兵も、仲村トオルも、他の出演者も何かあればすぐにタバコに火をつけていました。『さらば あぶない刑事』で喫煙シーンが1度もなかったことが印象的です。

常識が非常識に

当時はタバコを吸うことが当たり前、吸わないほうがマイノリティでした。これと同じように、2019年の常識が10年後か20年後には非常識になっているのかもしれません。

例えば何だろう…高性能な翻訳ツールができて外国語を勉強する必要がなくなったり、タクシーに飛び乗って「あの車を追って」と言うのも自動運転だったり。

「時代は変わるもの」と言えばそれまでですが、それをリアルタイムで体験するのはなかなか辛いものがあります。10年後や20年後、何をやっているのやら。