電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

経営変わればこうも変わる

私の彼女はベイスターズ女子で、一緒に横浜スタジアムに行ってきたのですが、私の記憶にある横浜スタジアムとあまりにも違ってびっくりしています。

私は親父の影響もあって横浜大洋ホエールズの時代から応援していますが、毎年のように最下位争いに顔を出し、スタンドには目視で数えられるほどの観客しかいませんでした。

横浜スタジアムが満員になるのは年に1回、夏の甲子園の神奈川県大会決勝だけ。巨人戦はそこそこの入りでしたが、巨人ファンで埋まるだけで、プロ野球より高校野球のほうが人気でした。

それが何と、いまやチケット入手が難しく、ファンクラブ会員の彼女でさえ連番を取るのに苦労しました。きょうはヤクルト戦にもかかわらず満員だったそうです。

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7回裏のベイスターズの攻撃前、風船を一斉に飛ばすのですが、一塁側だけでなく三塁側もベイスターズファンでびっしり埋まっていました。スーパーカートリオも目を疑うことでしょう。

これは2011年、親会社がDeNAに変わったからです。雑誌やネットでDeNAの取り組みを読みましたが、徹底したマーケティングと、そこから得た情報に基づくファンサービスはとても勉強になりました。

きょうも各回ごとにファンも一緒に参加できるイベントがあり、プレー以外のところでファンを飽きさせない工夫が見られました。私も純粋に楽しかったですし。

経営者の目線

いまの球団オーナーは株式会社ディー・エヌ・エーの創業者である南場智子氏で、あのマッキンゼーでパートナーにまでなったプロ経営者です。経営が変わるとこうも変わるのか、と驚くばかりです。

私は経営者でなく、お気楽な一使用人です。ただ「自分が経営者だったら」となるべく考えるようにしています(意識高い系ではありません)。

本当の意味で経営者と同じ目線で考えることは不可能ですが、例えば出張時の飛行機代数万円を稼ぐためにはどんな仕事をどれだけしなければならないかなど、ちょっとしたことを考えるだけでもふだんの意識が変わります。

きょう、好プレーには大声援を送り、フォアボールや凡退には本気で怒るファンを見て、ここまで人を夢中にさせるものを作るにはどうすればよいのか、連休後半で考えたいと思った次第です。

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