喫煙者お断り
喫煙者を採用しないことは違法ではありません。企業が誰を採用するかは基本的に企業の自由ですし、喫煙者がよく主張する「喫煙の自由」「吸う権利」は憲法に明記されているわけではありません。
ただ、私はどうしても危険に思いますし、行き過ぎているのではないかと思います。まず社員の健康が大前提の医療業界などであれば納得ですが、何の関係もないIT企業で喫煙者お断りというのは合理的なのかどうか。
屁理屈と言われればそれまでですが、企業にとってリスクがあるということであれば、飲酒や肥満を理由にお断りもできてしまいます。人種や性別による差別と何が違うのか、きちんと説明できません。
腹が立つなら喫煙者お断りという企業を志望しなければよいことですし、すでにその企業の従業員であればタバコをやめるか転職すればよいわけです。タバコはそこまでのものではないと思いますし。
もっと発展して…
しかし、どうもこれだけで収まるようには思えず、いずれどんな企業でも喫煙者お断りになりそうな気がしますし、喫煙者は人にあらずというところまで発展するのではないかと心配になります。
喫煙者になら何をやってもよく、賞賛までされるこの状況は、日本に対してなら何をやってもよいという某国の考えと大差ないのではないかと思うわけです。さすがに大げさか。
個人的には喫煙などより、デスクをトントンしたり舌打ちしたり、大きい声で独り言をいったり、ペンや紙資料を放り投げたり、いちいち音を立てる人間をお断りしてもらいたいのですが。
イライラしてタバコが吸いたくなるぜ!
◆神経に障る音を聞くとつぶやいています。 → ずずず (@wakabkx) | Twitter