電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

新元号と号外と信頼性

取引先の印刷会社から今朝、ゴールデンウィークの休業についてメールをもらいましたが、休業期間が次のように書かれていました。

平成31年4月28日(日)~令和元年5月5日(日)

「そうか、来月はもう令和なのか…」とあらためて気付かされました。ネットの普及でグローバルにつながり、西暦を用いることが当たり前になっているせいか、元号を意識することが少なくなりました。

また、昭和から平成に変わったときは天皇陛下が亡くなったというインパクト大のニュースとセットだったので印象に強く残っていますが、今回は生前退位なのでイマイチ実感が湧きません。

新元号を実感した瞬間

新元号の発表をネット中継で見ていて、そのときも何だか別世界のことのように感じていましたが、その1時間後にお昼ごはんを食べようと思って外に出たときに新元号を実感しました。

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新聞の号外です。オフィス近くでは朝日と産経が配っていましたが、読売や毎日などはもちろん、地方紙も発行したはずです。そして、たくさんの人が号外を受け取っていました。

戻ってきた営業が「電車の中はみんなスマホで中継見てたよ」と話していて、紙の号外など配られないと思っていましたが、自分から号外をもらいにいく人たちを見て、紙の需要の根強さを垣間見ました。

信頼性

新聞の発行部数は右肩下がりで、今後も減る一方でしょう。書籍や雑誌も減る一方で、誰がどう見ても斜陽産業です。ただ、なくなることは絶対にないだろうと思いました。

新聞にはきっと信頼性が求められているのではないかと思います。速報性ではネットに勝てるわけがなく、利便性でも遅れを取ります。唯一にして最強の利点である信頼性さえ失わなければ、まだまだ存続していけるはずです。

ちなみに、新聞記者時代に私も1度だけ号外を書いたことがあります。ネタは夏の甲子園の神奈川県大会決勝で横浜高校が勝ち、甲子園出場を決めたというものでした。刷り上がりを駅前で自分で配ったことも良い思い出です。

◆号外がメルカリで売られていたことに驚きながらつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter