タバコを吸いたい（吸わないけど）

禁煙補助薬の副作用の1つに「夢を見る」というものがあります。私はそれまで滅多に夢を見なかったのですが、薬を飲み始めてから本当に見るようになって驚きました。

禁煙が辛いのはタバコに含まれるニコチンが脳に作用しているからです。禁煙補助薬も脳に直接、作用して「ニコチンが入ってきたっぽい」と脳を錯覚させます。

脳に効くと言われるとものすごくヤバい薬のように聞こえますが、ニコチンはそれぐらいヤバいものだということです。合法的麻薬と言っても過言ではありません。

それを代替できるわけですから、禁煙補助薬も身体に良くないはずです。飲まなくなって1か月以上、経ちましたが、薬の影響でしょうか、夢をよく見るようになりました。

昨夜はなぜか自分が武士になっていて、しかも捕らえられて後ろ手に縛られ、河原に座らされ、斬首されたところで目が覚めました。寝る前にこんなニュースを見たからかもしれません。

headlines.yahoo.co.jpそもそも、タバコを吸っていなければ禁煙するということもないわけで、禁煙補助薬を飲むこともなかったわけです。良い悪いを抜きにしても、タバコの影響力の強さが怖くなります。

吸わなくなって4か月が過ぎても、いまだに吸いたいと思うときがあります。しかも、強烈に。実は先日、あまりにも吸魔が辛く、こんなものを買ってみました。

ニコチンもタールも含まず、空気がメンソールの味になるだけの、禁煙パイポのようなものです。気分転換になると思いましたが、指先や口元にタバコの感覚を思い出させるだけで何の効果もないため、もう2度と買いません。

吸魔はいつになったら収まるのか。