個室だけ喫煙可の飲食店は罪深い
全席禁煙でも個室なら喫煙可という居酒屋があります。
昨夜は歓迎会でしたが、入ったお店のテーブル上に普通に灰皿が置いてあってびっくりしました。いまどき珍しいので、店員さんに聞いたら、個室だけ喫煙可にしているそうです。
昨夜の参加者は9人で、このうち喫煙者は2人です。「吸っていいよ」と吸わない7人が言いましたが、2人とも吸いませんでしたし、仮に私が禁煙していなかったとしても吸わなかったと思います。
大多数の喫煙者は申し訳ないと思いながら吸っています。「そんな思いしながら吸うぐらいならとっととやめりゃいいじゃん」と思われるかもしれませんが、それができたら苦労しません。
喫煙可だといっても換気設備を整えた喫煙ルームではなく、単なる板で仕切っただけの個室です。中は煙でもくもくになるでしょうし、人が出入りするたびに煙が外に漏れるはずです。
参加者が吸ってよいと言ったところで、トイレに立ったり店員さんが料理を運んできたりするたびに煙が外に漏れ、個室でない客から文句を言われるのは目に見えています。
喫煙者が求めるのは…
中途半端に喫煙席を設けるより、全席禁煙にした上で、店内外にきちんとした喫煙ルームを用意するほうが喫煙者のためです。周囲を気にしながら吸っても美味くもなんともありません。
2人の喫煙者は外で吸おうと喫煙所を探しましたが、なかったそうです。店員さんに聞いたら「個室で吸えるので喫煙所はありません」と言われたそうです。喫煙席なのになぜ吸わないのか、と。
昨夜のお店は喫煙者に配慮したつもりだったのでしょうし、それはとてもありがたいことですが、喫煙者にとって実はこれが一番辛いパターンです。結局、吸えないわけですから。
自分の意思
「だからとっととやめりゃいいじゃん」とあらためて思われるかもしれませんし、本音は私もそう思います。しかし、禁煙は本当に辛いですし、他人に言われると余計に意固地になります。
禁煙は他人に勧められて始めるものではありませんし、そうして始めても続きません。自分の意思で思い立たなければ絶対に失敗します。だから私も禁煙を勧めません。吸いたきゃ吸えば?
ただ、喫煙所を探さなくて済むのは本当に楽ですよ。
◆麦焼酎の水割りを飲みながらつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter