禁煙治療の終了
3か月間の禁煙治療が終了しました。
昨年の10月末に1回目の禁煙外来を受診し、11月1日から禁煙を開始、満3か月間にはまだ1週間ありますが、来週は通院できないため、きょう受診してきました。
禁煙について検索し、私のブログにたどり着く方が一定数います。禁煙治療の内容については既にご存知でしょうから、実際にかかった費用のご紹介をば。
合計:19,980円(全5回)
- クリニック:6,050円
- 薬局:13,930円
各回の費用の内訳は次のとおりです。なお、私は3割負担です。
初回:3,800円
- クリニック:1,740円
- 薬局:2,060円
2回目:3,520円
- クリニック:1,130円
- 薬局:2,390円
3回目:5,870円
- クリニック:1,130円
- 薬局:4,740円
4回目:5,870円
- クリニック:1,130円
- 薬局:4,740円
5回目:920円
- クリニック:920円
- 薬局:なし
クリニックや薬局によって多少の違いがあるようですが、日本全国どこで受診しても3割負担であれば約2万円で済むと思います。
禁煙治療を受けつつ3か月間の禁煙を続けていますが、はっきりさせておきます。
まだ吸いたいです…。
20年以上も毎日吸い続けていたものを3か月間で忘れられるわけがありません。ふとした瞬間、吸魔が襲ってきます。安西先生、タバコが吸いたいです…。
「飲みの場で2~3本もらいタバコするだけでふだんは全然吸いたくならない」「別になかったらなかったで吸わなくても大丈夫」
禁煙に簡単に成功してしまう人がいますが、私には考えられません。私にとって、禁煙は現世で考えられ得る最大の苦痛でした。
私が禁煙すると言ったとき、タバコは絶対にやめられないと言う人がいましたし、そもそも私自身が無理だと思っていました。
実際に禁煙する前から、禁煙のことを考えただけで憂鬱になりましたし、死ぬまで一生吸い続けるつもりでした。タバコがない生活など想像できませんでした。
「ついに500円になっちゃったから」と周囲に伝えていますが、しっかり稼ぎつつ独り身なので、正直言ってタバコ代など痛くも痒くもありません。
人は無駄と分かっているものにお金を使いたがり、それによって快感を得る生き物です。タバコという無駄遣いが気持ち良かったわけです。
しかし、やめました。私のような重度のニコチン依存症患者はひと口吸っただけですぐに戻るはずなので、もう一生、吸いません。
タバコを吸う人は大嫌い!
好きになった女の子にこう言われたのが禁煙した理由です。
1箱1,000円になってもガンになっても吸い続けるつもりだった私にとって唯一にして最強の理由です。これ以外だったら禁煙など絶対にできなかったはずです。
くどいようですが、いまでも吸いたいです。禁煙に成功した友人に聞くと、1~2年は吸いたい気持ちがあり続けるとのことです。
喫煙者の大多数は常に禁煙のことを考えているはずです。値段が上がるわ、吸える場所が減るわ、吸いにくい世の中になっていくのが目に見えているからです。
まだ禁煙3か月の若輩者ですが、喫煙者にとっては3か月も禁煙している私が神に見えることでしょう。神からありがたいお言葉を授けます。
禁煙は死ぬほど辛いぜ!
禁煙外来に過剰に期待するのはやめましょう。成功率は60%ぐらいだそうですし、3か月間の治療が終わってまた吸い始める人も少なくないそうです。
薬を飲んだら吸いたい気持ちが収まると言われますが、吸いたいものは吸いたいです。薬を飲んで吸うと不味いそうですが、これは試していないので分かりません。
何だかんだいっても禁煙は気合いと根性です。生半可な理由では絶対に禁煙できません。そして、強い理由を見つけるのは自分自身です。
自分がやめたからといって、私は禁煙を勧めるつもりはありません。煙やニオイが嫌ではありませんし、吸いたければ吸えばよいと思います。
ただし、喫煙者を取り巻く環境はこれから厳しくなる一方です。吸い続けるにも相当の覚悟が必要になってくるはずです。
吸うも地獄、やめるも地獄、ただやめる地獄はいつか終わりが見えてきます。同じ地獄であるならば、私はやめる地獄を選びました。
禁煙治療は終了しましたが、禁煙そのものはこれからもずっと続きます。吸わない期間が吸っていた期間を上回るのはまだまだ先です。
吸わない期間が吸っていた期間を上回るその日まで、吸わない毎日と禁煙貯金を積み重ねていきます。きょうも元気だ、空気が美味い。
◆吸いたくなるとつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter