完全禁煙28日目~強烈なニオイ
空のエレベーターに乗り込んだら直前まで喫煙者が乗っていたことに気付く能力を身につけました。自分もこんなニオイを撒き散らしていたかと思うと愕然とします。
臭いとは言いません、というより言えません。自分も吸っていたわけですから。ただ、自分で思っている以上に強烈なニオイであることを喫煙者はもう少し自覚する必要があると思っています。
奈良県生駒市は、喫煙後の45分間、庁舎内のエレベーターの使用を禁止しているそうです。「差別だ」という意見が当然出たようですが「仕方ないな」と私は思います。
残り香だけでこれほどのニオイがあるわけですから、吸った直後の人とエレベーターのような狭い空間に同乗しようものなら相当のニオイになるはずで、吸わない人には地獄でしょう。
私が禁煙を始めた第一の理由は昨夜書いたとおりですが、それ以外にこんなに肩身が狭い思いをしてまで吸うのが馬鹿馬鹿しくなったということもあります。
先日も載せましたが、鉄枠で囲われた狭い喫煙所で必死にタバコを吸っている姿は、高い位置から見下ろすこともあいまって、まるで檻に入れられて見世物にされている珍獣のようです。
禁煙開始直後であちこち調べていたとき、千葉県松戸市の「禁煙3分間アドバイス」を見つけました。シンプルですが核心を突いていて、いまでもときどき見ています。
タバコを吸うことは本当に必要なことか? ― 1番目の質問に答えられませんでした。実は必要ではありませんし、それならなぜ吸っているのかと聞かれても分かりません。
非論理的なことが大嫌いなのに、非論理的なことの塊のようなタバコをなぜ吸うのか、冷静に考えると分からないことだらけです。しかし、それでも吸いたくなるのがタバコの魔力です。
禁煙開始からまだ1か月弱なので、ふとした瞬間に吸魔がやってきます。回数はずいぶんと減りましたが、完全に消えることはなく、上手に付き合うしかありません。
たかが禁煙、されど禁煙。まさかこんな大ごとになるとは。
◆最近、タバコが吸いたくなるとつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter