桜を生ける
「ずずずさん、桜を生けてほしいんだけど」― 日曜日の朝、二度寝後の寝起きで頭がボーッとしているところで、マンションのオーナーさんの襲来を受けました。
私が住んでいるマンションは元々、オーナーさんの一軒家があった土地なのですが、マンションに建て替える際、庭にあった桜の木を残してあり、それがきょうほぼ満開になりました。
公道や私地の桜を折って持ってくるのはいけませんが、この桜はオーナーさんのものです。自身の敷地内だけでなく、部屋の中でも桜を愛でようとは贅沢なことです。
桜を生けたことが少ないため、見よう見まねで生けてみました。展覧会に出品するわけでもなし、オーナーさんが喜んでいたので良しとします。
ご褒美にオーナーさんのぬか漬けをいただきました。オーナーさんのぬか床はもう50歳を超えています。14~5歳の私のぬか床とは比べものにならないほど旨味が豊富です。
桜を生けて、それを眺めながらぬか漬けをつまんでお茶を飲む日曜日の午後だなんておじいちゃんみたい。来週のライブに向けてこれからバンドのリハというところで少し若ぶってみたり。