電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

今夜だけきっと

歌が上手い人に憧れます。

楽器をやっていると言うと歌が上手いと思われがちなのですが、私は歌が下手です。でも、音楽が好きなので楽器をやっているわけです。

邦楽、洋楽問わず「こんな風に歌えたら良いな」と思うヴォーカリストはたくさんいるのですが、私が最も憧れるのがStardust Revue根本要さんです。

今夜だけきっと』『木蓮の涙』『もう一度抱きしめて』など、「一流のミュージシャンをバックにこんな風に歌えたら気持ち良いだろう」といつも想像しています。

しかし、私はベーシストです。初めてバンドを組むときはやはりギターをやりたかったのですが、ギターは目立つイケメンの役割でした。

いまはベーシストというポジションが大好きですし、自分に合っていると心から思っています。決して前面に出ませんが、ベーシストがいないとバンドは成り立ちません。

人生においても、私はベーシスト的なポジションが性に合っているのだろうと思っています。前面に出ず、当たり前のようにこなしているので何とも思われないポジションでよいのです。

ふみちゃんを幸せにするのは私のようなベーシストではなくギタリストです。私は常に裏方、ふみちゃんが毎日元気で楽しく過ごしてくれればそれでよいと思っています。

最寄り駅から自宅までの帰り道に小さな稲荷社があります。昨年の9月上旬にふみちゃんにやらかして以降、何となく毎日寄って、ふみちゃんの幸せをお願いしています。いまではすっかり日課になりました。

もし、私に今後、幸せなるものが用意されているのであれば不要なので、それをすべてふみちゃんにあげてもらいたいと思っています。ふみちゃんが幸せであればよいのです。

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