電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

蕎麦屋で飲む

「いつものもつ焼き屋や立ち飲み屋は休みだし、そもそも今夜は静かに飲みたい気分だし、でもお腹も空いてるからバーも何だか…そうだ、蕎麦屋にしよう!」

飲んだくれの街である横浜・野毛にたまに伺う蕎麦屋があります。本当は頻繁に通いたいのですが、人気店なのでいつも満席で入れないのです。

夏休みの可能性があるのでオフィスを出る前に電話したところ営業しているとのことで、19時30分ごろに1人で伺うと伝えて電話を切りました。

路地裏にひっそりと佇む隠れ家的なお店です。敷居が高そうですが、そんなことはありません。接客も気持ち良く、リラックスできるお店です。

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都内から横浜に戻ってきてさすがに喉が渇いたので最初の一杯だけビールをいただきましたが、すぐに冷酒に移行します。見た目にも涼しげなお猪口です。

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たっぷりの出汁を含んだ出汁巻き玉子です。箸で軽く持っただけで出汁があふれるジューシーさ。私の料理の腕では作れません。

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こちらは冷やしトマトを出汁に漬け込んだものです。湯むきしたトマトを出汁にドボン…美味しくないわけがありません。

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蕎麦屋なので揚げ物も抜群で、とり天をいただきました。ささみを串天にしているのですが、ふわふわで、軽く塩を振って食べると幸せな気持ちになります。

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〆はもちろん、せいろです。つなぎを使わない十割蕎麦で、口に含んだ瞬間、蕎麦の香りがすーっと鼻に抜けていきます。

蕎麦つゆが濃い目なのでほんの少しつけるだけでよいですし、ひと口目は一緒に出してくれる塩で食べるのがオススメです。

1人で静かに1時間ちょっと、洒落た蕎麦屋で美味いアテをつまみながら冷酒を味わい、せいろで〆るという飲み方をすると、大人になったと実感します。

20代のころはこのような飲み方にとても憧れ、人生の大先輩に連れていってもらったことがありましたが、いつも場違いな気持ちになっていました。

もちろんまだ若造ですが、それなりに人生経験や仕事での実績を積み、無理に背伸びせずこのような場所を楽しめるようになったと実感しています。

ふみちゃんと2人で寄りたいお店ですが、それは叶わぬ夢です。1人でも幸せな気分になれるのでよしとします。

ごちそうさまでした!