電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

Tシャツを絞れるほど汗だくになるまで走る

私は身体を動かすことが好きなようです。何だか他人事のように書いていますが、高校3年生の夏に部活を引退してから20年以上、まともに運動していなかったので、身体を動かしたり、スポーツしたりという感覚を忘れかけていました。それが在宅勤務になり、気分転換とダイエットを兼ねてランニングを始めたら、色々と思い出してきました。

ふと思い返せば、私は子どものころから運動ばかりやって(やらされて)いました。「男は運動するものだ」という考えの親父の下、小学校6年間はリトルリーグ、並行して小学校3年生~中学3年生は地元の道場で剣道、さらに並行して中学校3年間と高校3年間は軟式テニス部で走り回っていました。

ただ、母親が生け花の師範だったせいか、さらに並行して生け花とお茶を少々習っていたことに親父が何も言わなかったのが疑問です。むしろ、私が生け花のコンクールで入賞すると大喜びしていたという。しかし、思い切ってピアノを習いたいと言ったら即却下されたわけですが。

運動神経というか、根っこにあるものは決して悪くないと思います。剣道は中学2年生のときに市民大会で優勝して初段まで取りましたし、軟式テニスは高校3年生のときに神奈川県で3位になりましたし。こう書くと思いっきりスポーツマンだったわけです。

しかし、高校3年生の夏に部活を引退してからたばこを吸い始め、すっかり運動しなくなりました。なぜか汗だくで運動するのがダサいと思うようになったことと、やはりたばこを吸い始めるとすぐ息が切れてしまって動き続けられなくなったのが理由です。それから就職して忙しくなり、生活も不規則になり、身体を動かす感覚をすっかり忘れてしまいました。

一昨年に禁煙して、軽く走ったぐらいでは息が切れないことに気付き、少しずつ距離を伸ばしていったら自分でもびっくりするほど走れるようになっていました。きょうはあそこまでにしておこうと走り始め、意外と早く目的地に着きそうになり、やっぱりもう少し先まで行ってみよう…の繰り返しで、走り始める前は面倒くさいと思いつつ、いざ走り始めると気持ち良く、最初に思っていた以上の距離を走っています。

いまの時期は帰ってくるとTシャツを絞れるほど汗びっしょりですが、汗と一緒に頭や心の中のもやもやも流れ出ているのか、とてもすっきりしています。メンタル不調のときには身体を動かしたほうがよいと聞きますが、確かにそうなのかもしれません。家で筋トレやヨガも良いですし、スポーツクラブのランニングマシンも良いのかもしれませんが、やはり街中を軽く走るのが自分には合っているようです。

来年は何としても横浜マラソンに出場すべし。