電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

逆説的というにはおこがましいひねくれ思考

弊社は毎月のように人が出入りする典型的な外資系で、他社で経験を積んだ上で中途で入ってくる人がほとんどで、文字通りの即戦力しか採用しないので、1から人材を育てるという概念がなく、新卒採用などやっていない…と思っていたら、コンサル部隊では新卒採用をやっているそうで。

何で新卒でこんなところに入社するのか分かりませんでしたが、彼らはみんな、実は安定志向だと感じています。外資系コンサルなど実力主義の極みですが、みんなが口々に言う「早く実力を身につけたい」というのは安定志向と言えるのではないかと思うわけです。

早く実力を身につけたいということは、いつ何があっても生き抜いていけるように早く1人前になりたいということであり、年功序列で少しずつ業務を覚えていくような日系や役所は安定しているようで10年経っても半人前で怖すぎるということでもあります。

入社直後の若手の実際の業務は先輩の小間使いであり、そうそう実力が早く身につくものでもありませんが、日系や役所に比べれば早く1人前になれるはずで、そういう意味では外資系コンサル希望も安定志向といえるわけです。

100日後に死ぬワニ

「100日後に死ぬワニ」というマンガがツイッターで流行っています。擬人化したワニの何気ない日常を4コマで描いているだけですが、タイトル通り主人公のワニが100日後に死ぬことが決まっています(最新は36日目)。シュールです。

 

「かわいそう」「死なせないで」といったツイートがたくさんありますし、自分にも重なる何気ない日々を見ていると私もワニが死ぬところを見たくないのですが、そもそも私自身が明日死ぬ可能性もあるわけで、ワニが死ぬところを見られると決まっているわけではありません。

これは現実にも当てはめられることで、例えば家族や友人が末期がんで余命わずかというとき、最後まで精いっぱい支えてあげよう思うのは優しさのようで、自分は相手が亡くなるまで生きているというおごりの表れと言い換えることもできるわけです。

以上、逆説的というほどではなく、単なるひねくれ思考を待ちの時間で書きなぐってみましたとさ。