吸う理由と吸わない理由
禁煙治療は3か月間で5回の問診を受けることになっています。
- 1回目:初診
- 2回目:2週間後
- 3回目:1か月後
- 4回目:2か月後
- 5回目:3か月後
ただ、3回目が終わると禁煙開始から約1か月が経っているわけで、精神的にもかなり余裕が出てきます。問診も薬も保険適用とはいえお金がかかるため「もう行かなくてよくね?」となりがちです。
国の医療政策を検討する中央社会保険医療協議会の調査によると、禁煙成功率は最後まで問診に通った場合がもっとも高く、自己判断でやめると禁煙成功率は下がっていくそうです。
出典:「禁煙治療のスケジュールは?」 ,ファイザー, < https://sugu-kinen.jp/treatment/flow/ >,2019.4.8アクセス
私も3回目が終わったころに通院をやめようかと思いましたし、4回目を受けたころには禁煙補助薬をほとんど飲んでいなかったので、5回目はもう行かないつもりでした。
これまで何度か書いているように禁煙補助薬の効果を実感できませんでしたし、問診といっても「続いていますか?」「続いています」「じゃあまたお薬出しておきますね」というやりとりでしたし。
でも通った
しかし、私は結局、5回目まで通いました。途中でやめて吸ってしまったときに「最後まで通わなかったからだ」という言い訳を作ってしまうのではないかと思ったからです。
また「最後まできちんと通ったんだからもう吸わないはずだ」「仕事中に5回も通ったし、2万円も使ったのに、これで吸ったらバカだ」と自分を鼓舞するためでもありました。
禁煙を始めると吸う理由を何とかしてひねり出そうとします。「ストレスが解消されるから」「禁煙したら太るから」「喫煙室でのタバコミュニケーションが重要だから」など、人は自分を甘やかすことが得意です。
そのため、禁煙を続けるにはそれに対抗する吸わない理由を作ることが大切です。「禁煙外来に最後まで通ったこと」「2万円も使ったこと」はそれなりに理由になります。
やっぱり気合いと根性
治療を受けても禁煙補助薬を飲んでも吸いたいものは吸いたいです。5か月以上経ったいまも吸いたいです。最終的に、やはり禁煙は気合いと根性に行き着きます。吸わない理由を常に考え続けます。
まあ私の場合、「タバコ吸う人は嫌い。臭いからやめて」と彼女に言われること以上の吸わない理由などないので、もう2度と吸わないと断言できるわけです。逆を言えば振られたらまた吸うかも…。
◆「やっぱり吸いたいよー!」と叫ぶかわりにつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter