新型タバコの本当のリスク
別の出版社に転職した元同僚から献本が届きました。彼と最後に会ったのは1年以上前なので、彼の中の私はヘビースモーカーのママのはず。喫煙者の意見を聞きたかったのでしょう。
残念、禁煙しちゃった♥
…と偉そうに言っていますが、まだ4か月ちょっとなので威張れませんし、吸っていたときのことはよく覚えているので、ざっと斜め読みしただけですが、とても丁寧に書かれていることは分かります。
新型タバコの人体実験が、今、日本で進行中!?
と帯に書かれています。偶然にも昨日書いたことですが、IQOSはフィリップモリスのお膝元である米国で売られておらず、日本人をマウスとし、壮大な人体実験を進めています。
しかも、第1章によると、2016年10月と少し前になりますが、IQOSの販売世界シェアの96%を日本が占めていたそうです。自分もマウスの中の1人だったと思うと何とも言えません。
IQOSのパンフレットに面白いことが書いてあります。
たばこ関連の健康リスクを軽減させる一番の方法は、紙巻たばこもIQOSも両方やめることです。
この書籍の著者は医者で「紙巻きから加熱式に変えたほうがいいですか」と相談されることが多いそうです。紙巻きも加熱式も害は五十歩百歩で、データがない分だけ加熱式のほうが有害かもしれません。
加熱式からもう一歩
いま加熱式を吸っている喫煙者は、タバコが少なからず身体に悪いと分かっているはずです。だからこそ、少しでも害が少ないと言われる加熱式に変えたのではないかと思います(やめられないのはさておき)。
それならもう一歩踏み出してやめてしまうのはどうでしょうか。私が禁煙できているのは加熱式からだからかもしれません。紙巻きからやめるのは相当難しいと思います(美味いんだな、これが)。
紙巻きから加熱式に移行できただけでもすごいことです。そして、もし加熱式すらやめられたらもっとすごいです。禁煙は誰からも褒められますし、大抵のことなら「禁煙中」で許してもらえます。
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いま加熱式を吸っている人にはオススメできそうな書籍です。書店で見かけたら立ち読みしてみてください。じっくり読んでみたいと思ったら買ってみてください。元同僚が喜びます。
それにしても『新型タバコの本当のリスク アイコス、グロー、プルーム・テックの科学』という書籍を見た後に買った商品としてglo本体を出すのは笑えないギャグだと思われます。
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