タバコを吸うなら堂々と

加熱式タバコは決して身体に良いものではありません。あくまでも紙巻きタバコと比べたらマシというだけであって、紙巻きの人体影響度を10とすると、加熱式のそれは7～8ぐらいではないかと思います。

禁煙してからふと考えてみましたが、火をつけて煙を吸うという行為はおかしいのではないかと思うわけです。焚き火の煙を喜んで吸う人はいませんし、火事で煙を吸うと逝ってしまいます。

焚き火や火事の煙とは違いますが、タバコの煙にも一酸化炭素が含まれているわけで、本質的に大きな違いはありません。ちなみに、こう考えることで吸魔を抑えていることは秘密です。

壮大な人体実験

IQOSは米国で販売されていません。IQOSを製造・販売しているフィリップモリスのお膝元であるのに、です。米国の食品や薬品の安全をチェックするFDAなる機関に認可されていないからです。

従来と同じ紙巻きとして販売するのはオッケーとされていますが、フィリップモリスは紙巻きと違う健康的なもの、リスクを低減したハームリダクション製品としての販売を希望しています。

【FDAの言い分】
確かにリスクは低減されているのかもしれないけど実証できてないよね？販売したばっかりで吸い続けたときの害のデータないよね？だから認めらんないよ。

【フィリップモリスの言い分】
よっしゃ、とりあえず日本人にバカバカ吸わせてデータ取ってみるわ。もし害が見つかったら販売やめるわ。別に日本人なら害が出ても構わんでしょ。

日本人はマウスとして扱われています。

悪いことは確か

JTやフィリップモリスなどメーカーが出している独自調査の結果が信用ならんのは言うまでもありません。自社製品に不都合になるようなことを大っぴらに発表するわけがないですから。

一方、禁煙学会などのデータもイマイチ信用できません。タバコをなくしたいがためにあまりにも害を強調しすぎていないかと思ってしまいます。中立な立場からのデータが出てこないものか。

しかし、加熱式が身体に悪いことだけは確かで、吸わない人にも何らかの影響を与えるはずです。おまけにこんなものが売られているとは知りませんでしたが、これはあまりよろしくないかと。

アマゾンで「グロー　飲み物」と検索すると出てきます。グローを初めて見たとき、お酒の国の住人の御用達の紙パックに入った日本酒のように感じました。チューッと吸っている図が格好悪いです、あれは。

堂々と吸え

グローはIQOSよりニオイ抑え目で、もちろん火も煙もないため、こんなシールを貼っていたら歩きながらやそれこそ新幹線の中で吸っても気付かれない可能性大です。っていうか、すでにいるはず。

吸いたい気持ちはよく分かりますが、こんなことをすると喫煙者を取り巻く環境はもっと悪くなります。自分で自分の首を絞めているようなものなので、吸うなら堂々と吸うべきです。

こそこそ吸っても美味くないと思いますし、リラックスできません。元ヘビースモーカーとして現状が悲しくなりますが、もう変わることはないわけで、いっそのことやめたほうがよいと思うわけです。

◆でも吸いてぇ…と思いながらつぶやいています → ずずず (@wakabkx) | Twitter