禁煙という名の免罪符
腹肉がベルトの上に乗るようになったことや、ベースを弾いていると楽器が腹肉の上で跳ねるようになったことなど、かなりの体重増加に気付いていたのですが、見ないふりをしてきました。
だっていま禁煙中だもん、禁煙って死ぬほど辛いんだもん、こんなに努力してるんだから代わりにご飯をいっぱい食べたりおやつを食べたりしてもいいと思うの、禁煙したら太るのは当然なの。
禁煙しているというと必ず褒められ、応援されますし、大抵のことであれば「禁煙中だから」と言えば許してもらえます。禁煙という2文字が持つ免罪符としての効力は強大です。
気付いていたけど…
腹肉が見るからにまずく、体重計に乗らなければならないとずっと思っていました。これに対しても免罪符を使っていましたが、昨夜、意を決して久しぶりに体重計に乗りました。
72.4kg
表示された数字に目を疑いました。禁煙を始めた4か月前は62.3kgでした。つまり10kg増という別の意味で大台に乗ってしまったわけです。「少し太った、あはは」で済ませられるレベルではありません。
身長は175cmなので、BMI的には普通体重です。ただ、もう少しで肥満(1度)ですし、適正体重はかなりオーバーしています。このテの診断は痩せ気味ぐらいのほうが適正です。
どうりで身体が重いと思っていましたし、靴下を履こうとしたらお腹がつっかえましたし、靴を履こうと前かがみになったら呼吸困難に陥りかけたわけです。10kg増はなかなかお目にかかりません。
体重と貯金は反比例
好きな女の子に振り向いてもらうために禁煙したのにデブになったら嫌われてしまいます。また、禁煙したら健康になるはずなのにこのままだと生活習慣病を発症してしまいそうです。
寒さのせいでどうしても身体を動かすのが億劫になっていましたが、暖かくなってきたので運動します。幸いなことに運動は好きですし、食事制限も有効ですが、やはり運動するのが一番です。
禁煙貯金箱はまだ4分の1ぐらいですが、実はこれでも8kgあります。体重は減らしつつ、禁煙貯金箱の重さは増やしつつ。彼女とお揃いのものを買うべく、きょうも小銭を積み重ねます。
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