電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

矛盾

オフィスを出ようとしたとき、ふみちゃんが通り過ぎていきました。

そのときに初めて正面エントランスから出ようとしていたことに気付きました。慌てて回れ右してエスカレーターに乗り込み、デスクに戻りました。

まだ残っていたスタッフが“あれ?”という顔で見てきましたが、「メールしなきゃいけないのを忘れてたことに気付いて」と笑ってごまかしました。

それから30分ほど仕事のフリをして時間をつぶし、さすがにもう会わないだろうと思ったところで帰ってきました。念のために裏口から出ることを忘れません。

以前であれば「あっ、ふみちゃんと帰りも一緒だ!」と内心のウキウキを隠し、ポーカーフェイスで横浜駅まで一緒の電車で帰っていました。

しかし、いまは何とかふみちゃんと一緒にならないように気を遣う毎日です。会いたい、でも会ってはいけない…何なの、この矛盾。

「オレはいったい何をやっているんだろう」― つくづく自分が情けなくなります。あんなことをしなければいまでも近くで見つめられたのに。

ふみちゃんが私の前から姿を消すのはいつなのでしょうか。1年後、2年後、3年後…いや明日かもしれません。

想いが届くことは決してありませんが、1日でも長くふみちゃんを見つめていたいのです。ふみちゃんが幸せになれるよう、願いをこめて。

今夜はこのような曲を聴いています。昨年、大沢伸一さんにお目にかかった際「MONDO GROSSOやるよ」と仰っていましたが、まさか本当にやるとは。

www.youtube.comちなみに、このPVを見て『恋する惑星』を思い出したのは私だけではないはず。